中国人留学生差別で提訴された米バス会社、和解も納得せず「だまされた」―米華字メディア

Record China    2019年4月22日(月) 10時0分

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18日、中国メディアの観察者網によると、中国人学生を差別するような言動を繰り返してきた米国内のバス運営会社を現地の検察当局が提訴した問題で、会社側は和解に応じたものの検察側に不満を漏らしている。資料写真。

2019年4月18日、中国メディアの観察者網によると、中国人学生を差別するような言動を繰り返してきた米国内のバス運営会社を現地の検察当局が提訴した問題で、会社側は和解に応じたものの検察側に不満を漏らしている。

記事は、米華字メディア・世界日報の17日付の報道を引用。米イリノイ州のシャンペーンとシカゴを結ぶバス「サブアーバンエクスプレス」が、2017年12月に「私たちのバスでは、まるで中国にいるような感覚にはさせません」「英語が非母国語である膨大な学生が、すでに現地の学生にとって負担となっている」などといったコピーを使用し、中国人学生の不満を買った。

また、同社は公式サイト上に「恥のページ」というコンテンツを設け、会社から見て悪しき乗客の氏名や電話番号、住所などの個人情報を公開していたとされる。15年に中国人留学生がネット上で同社を批判した際には、同社の担当者がこの留学生の個人資料を公開した上、「黄色いネズミは中国に帰れ」などの暴言を発したという。

17年、当時のイリノイ州総検察長が「長期にわたり州内の学生に対する差別やハラスメントを行い、同州市民の権利や消費者保護法に公然と違反した」として同社をシカゴ連邦裁判所に提訴し、同社が方針転換をしなければ営業停止に追い込むとの姿勢を示した。

記事によると、先日、同社と検察長事務室との間で和解が成立し、総検察長の監督を3年間受けること、乗客に賠償金を支払うことを条件に営業継続を認めることになった。しかし、ほどなくして同社が声明を発表し、「州政府にだまされた」として自らには何の落ち度もないことを主張するとともに、現在の総検察長を中傷したという。(翻訳・編集/川尻

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