恋愛リアリティー番組「バチェラー」に参加した中国系女性、SNSに「中国に帰れ」など差別コメント殺到―豪州

Record China    2019年4月17日(水) 22時50分

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豪華字紙オーストラリアン・ニュー・エクスプレス・デイリーは16日、恋愛リアリティー番組「バチェラー」に出演した豪州の中国系女性のSNSに差別的なコメントが殺到していると伝えた。

豪華字紙オーストラリアン・ニュー・エクスプレス・デイリーは、恋愛リアリティー番組「バチェラー」に出演した豪州の中国系女性のSNSに差別的なコメントが殺到していると伝えた。16日付で中国僑網が報じた。

「バチェラー」は、ある理想的な独身男性との結婚の座を一般などから公募された複数の女性が争う過程をモニターするという内容の番組で、世界的に人気を呼んでいる。

中国とスコットランドという2カ国のルーツを持つヴァネッサ・サンシャイン(森夏恩)さんは、「バチェラー」に出演後、インスタグラムで「中国に帰れ」といったメッセージを受け取るようになったという。

ヴァネッサさんは「私はここ(オーストリア)で生まれ育ち、これからもここで生活し、仕事をしていく。なぜ人は人種や肌の色で相手を判断しようとするのかがわからない。これってすごく不愉快なこと」と信じがたい気持ちをあらわにした。

また、「これまでも人種的な差別には遭ってきたし、テレビに出れば文化的なバックグラウンドによって攻撃の的にされる可能性があることも理解していた」「その人のルーツがどこにあるかなんて重要じゃない。そんなことで他人から評価されるなんて間違っている」と話す。

また、ヴァネッサさんと同じく「バチェラー」に出演した先住民のブルック・ブラートンさんも同様に、先住民だからという理由で差別を受けたことがあると打ち明けた。他人から「こんなに美人なのに、先住民って本当なの?」「あなたのことはすごくきれいだと思っていたのに、まさか先住民だったなんて」といったメッセージを受け取っていたという。

ヴァネッサさんは、「前にブルックとも、『バチェラー』自体にどこか民族差別的なところがあるよねと話したことがある。私たちは自分のルーツに対して誇りを持っているわ。外見が他の人とは少し違っているかもしれないけど、それって素晴らしいことじゃない?私は、特に若い女性たちには自分の持つ本来の美しさを認めて、他の人の言葉に傷つけられないでほしいと思う」と語っている。(翻訳・編集/岩谷)

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