「生姜足湯」に「美顔茶」、こぞってヘルスケアにハマる大学生たち

人民網日本語版    
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日常生活のストレスが増大するにつれ、「90後(1990年代生まれ)」だけではなく、多くの大学生も、様々な養生法(ヘルスケア)を試すようになってきており、「養生」はすでに高齢者や中年だけのものではなくなっている。

日常生活のストレスが増大するにつれ、「90後(1990年代生まれ)」だけではなく、多くの大学生も、様々な養生法(ヘルスケア)を試すようになってきており、「養生」はすでに高齢者や中年だけのものではなくなっている。

ヘルスケアの具体的な方法について、福建省江夏学院に通う顔洲さんはオリジナル「メニュー」があるのだという。それは、「私はもともと冷え体質なので、足湯をする時には生姜パウダーを加え、家族からは朝鮮人参を飲むように薦められている」というもの。

また、「ルームメイトは花茶を常飲している。皆も『美顔茶』を飲んで肌のケアをしている。化粧品でカバーするのに比べ、本当に顔色がいい人は、より活き活きとしているように見える。だから私たちは、飲み物を交換したりして、ヘルシーな生活をシェアしている。今の大学生は、生活上のストレスにさらされており、ヘルスケアを通じて心身をコントロールする必要がある。自分が不規則な生活をしている自覚があるので、ヘルスケアによって生活上のストレスをコントロールしなければならない」と顔さんは続けた。

先ごろ発表された「2018年生活消費すう勢報告」によると、電子商取引プラットフォーム上での「クコ」というワードの検索件数について各年齢層別に見たところ、「95後(1995年から2000年生まれ)」による検索件数の割合が、2017年9月と比べ目に見えて上昇していた。「ヘルスケア」というワードの消費者全体の検索件数については、「90後」や「95後」などの若い消費者の「ヘルスケア」に対する興味度は、2017年1月時点の「興味はない」から、大きな変化が生じている。7月までは中間的な状態だったが、8月と9月には、90年代以前に生まれた人々を追い越し、興味度は大幅に上昇した。「95後」がお気に入りのヘルスケア食品は、蜂蜜、クコ、養生茶、酵素などで、彼らはヘルスケアを深く体験しようと試みている。

大連医科大学に通う陳浩さんは、最近新しいフットバス(足湯用バケツ)を購入した。彼は、「もともと足湯の習慣はなかったが、実際に試してみると、確かに良いところがあると感じた。それほど健康なほうではないので、小さい頃、親にとても熱い湯で足湯をさせられ、足湯には良いイメージを抱いていなかった。でも、大学に入ってから改めて自分で足湯を試してみたところ、本当に気持ちよく、1日の疲れやストレスが解消されるようで、ヘルスケアのメリットを身体で実感した」と話した。

足湯や養生茶のほか、マッサージに「ハマっている」大学生も多い。

西南財経学院の李婷さんは、「私は慢性肩こり症で、母親と一緒にマッサージサロンに行ってマッサージをしてもらっていた。マッサージしてもらうと少しは楽になるから。高校生の時から肩こりを感じていたが、当時は治療する時間がなく、大学に進学してから、マッサージサロンに通うようになり、マッサージ後は本当に気持ちが良かった。忙しいなかでも何とかマッサージをしてもらうと、心身共にリフレッシュする」と語った。

このほか、職場で働く「90後」とは異なり、大学生の「ヘルスケア費用」は、親に出してもらっているケースが多い。しかし、そのほかの消費項目と違い、大学生の親は、子供が「ヘルスケアのニーズ」を訴えると、支払いに「ノー」と言わないどころか、いささかも躊躇することなく、積極的に費用を負担している。他のさまざまな消費については、親と子が衝突する場面が多くあるようだが、「養生」という2文字は、意外にも、大学生と親とのコミュニケーションの架け橋としての役割を果たしている。

陳浩さんは、「学業上のストレスが大きいため、高校時代は、ヘルスケアを実際に行う同級生は周囲に少なかった。だが、大学に進学した後は、みんな各種方法によってヘルスケアを実践している。高校時代と同じだと過信していてはダメだと思う。今は、身体の不調を感じたら、すぐに中医薬を服用して調整するようにしている。確かに、ゆったりしたリズムの生活の方が毎日を快適に過ごすことができる」と話した。

大学生がこぞって「ヘルスケアにハマる」、さらには「年寄り風を吹かせる」ブームの裏には何があるのだろうか?多くの大学生は、「これは、一種の自嘲的な方法で焦りやストレスに対抗している現れだ」と考えている。(編集KM)

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