中国は“西部開拓”をいかに進めるべきか=米国の経験学び成長と環境保護のバランスを―英紙

Record China    2013年3月14日(木) 10時43分

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11日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「中国版の“西部開拓”か」を掲載した。中国の新たなフロンティアとなる西部の開発には米国の経験を参照するべきと唱えている。写真は甘粛省で鉄道トンネルの工事現場を見守る農民。

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2013年3月11日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「中国版の“西部開拓”か」を掲載した。環球時報が伝えた。

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改革開放で、中国はまず一部の人を豊かにすることを認めた。東部沿海地域を優先的に発展させ、その成果が中西部に影響を与えるという図式だ。今や沿海部の伝統的産業は飽和状態となった。今や中国は発展するための新たな戦略的空間を求めている。西部こそまさにその空間であり、ここ数年の成長ペースは東部を上回っている。

世界の大国の発展の歴史をひもとけば、全国土が同時に発展したわけではないことがわかる。米国がその典型だ。100年にわたる西部開拓を経て、荒漠とした内陸を豊かな土地に変え、全国市場を作り出したのだ。中国がその経験を参照するのは必然だろう。

開放的な土地政策を採用し、最先端の農業を導入する。水不足のイスラエルが参考になるかもしれない。また、資金だけではなく、人材などの面でも西部を援助しなければならない。

注意すべきは環境だ。米国の西部開拓は大きな環境破壊をもたらした。森林や水源を守る工夫が求められる。資源の浪費も避けなければならない。むやみな不動産投資の結果、ゴーストタウンが出現するようなことがあってはならない。

中国は西部開拓を必要としている。それは高成長の道であると同時に、環境保護の道でなければならない。(翻訳・編集/KT)

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