欧州各界は中国EU首脳会議の成果を積極的に評価

人民網日本語版    2019年4月12日(金) 20時40分

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李克強総理は現地時間9日午後、ブリュッセルにある欧州理事会本部でトゥスクEU大統領、ユンケル欧州委員長と共に第21回中国EU首脳会議を行った。

李克強総理は現地時間9日午後、ブリュッセルにある欧州理事会本部でトゥスクEU大統領、ユンケル欧州委員長と共に第21回中国EU首脳会議を行った。欧州各界は今回の会議の成果について、一連の共通認識によって中国とEUの理解と協力の強化が一層進むとして積極的に評価している。新華社が伝えた。

フランスの国際問題及び中国専門家David Gosset氏は「中国EU協力は世界の平和と繁栄の促進にとって欠かせぬ要素だ。今回の中国EU首脳会議は双方の協力強化、貿易と投資の促進、国連を中心とする国際体制の共同維持に資する。ユーラシア大陸の重要な両端である中国とEUは切り離されてはならず、協力・ウィンウィンを図るべきだ」と指摘し、今年は中国とEUが「一帯一路」イニシアティブをめぐり共通認識の拡大を図る1年になると考える。

英ケンブリッジ大学のAlan Barrell教授は「EUと中国の貿易及び文化交流の強化は大変重要だ。中国とEUは中国EU投資協定交渉の合意推進を約束した。これは各者に利益をもたらす。また、知的財産権保護の強化などにおける中国側の措置によって、欧州企業は中国市場進出への自信を強めた」と指摘し、今回の会議によって中国とEUの交流・協力深化が後押しされたと考える。

英国の著名な社会学者で「グローバリゼーション」という概念を最初に提唱した1人であるマーティン・オルブロウ氏は「価値観と文明の多様な世界において、中国EU双方は違いを乗り越え、相互信頼と相互理解をさらに強化するとともに、『共通の目標』を通じて協力を強化し、ウィンウィンを実現する必要がある。『一帯一路』イニシアティブは、新たな時代を背景に中国EU双方が平和・発展・安定という共通の目標を追求する良い例証だ」と語る。

ドイツ・ベルリン自由大学の中国専門家Berthold Kuhn氏は、中国EU首脳会議が共同声明を発表したことを「ポジティブなニュース」と捉え、「EUと中国は引き続き共同で多国間主義を提唱し、世界の自由貿易体制を守る。これは中国EU双方にとって非常に重要だ」と指摘した。Kuhn氏は中国がグローバル・ガバナンスへの関与を深めることを歓迎。

オーストリア中国友好協会常務副会長のGerd Kaminski氏は「中国は人類運命共同体の構築という理念を堅持し、二国間や多国間のウィンウィンを提唱している。こうした政策と主張はすでに成功をはっきりと示している。EUと中国は共に多角的貿易体制の支持を約束している。中国EU双方が一致団結することを期待する。これは開かれた世界経済に対して重要な影響を生む」と語る。

欧州大学院大学EU国際関係・外交研究部欧州中国研究センター長は「現在の国際情勢の変化を前に、中国EU間の協力強化は国際問題において互いの影響力を高める助けとなる。すでに中国とEUは多くの分野で深く相互依存的な関係を構築している。今回の会議は中国とEUの理解と協力の一層の強化を促進するための重要なプラットフォームを提供した」と指摘する。(編集NA)

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