上海のブタ死骸大量投棄事件、当局関係者「死因は豚コレラでなく凍死」―浙江省嘉興市

Record China    2013年3月12日(火) 11時41分

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11日、上海市を流れる黄浦江の上流で大量のブタの死骸が見つかった事件に関し、死骸の投棄元とみられる浙江省嘉興市の当局関係者は、ブタが死亡した原因は豚コレラではなく、凍死であるとの見方を発表した。写真は嘉興市の川に投棄されたブタの死骸。

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2013年3月11日、上海市を流れる黄浦江の上流で大量のブタの死骸が見つかった事件に関し、死骸の投棄元とみられる浙江省嘉興市の当局関係者は、ブタが死亡した原因は豚コレラではなく、凍死であるとの見方を発表した。中国新聞社が伝えた。

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上海市で見つかった大量のブタの死骸は体重10〜20kgの子ブタが多く、腐乱状態などから少なくとも死後1カ月以上経過していることが判明した。死骸の一部に浙江省嘉興市の目印があったことから、投棄元が嘉興市である可能性が疑われている。

浙江省農業庁畜牧獣医局動物疫病防治所の顧(グー)所長は「関連部門が死亡原因の調査を行った結果、多くが凍死であることが判明した」と説明した。嘉興市では現在、ブタ700万頭以上が飼育されているが、飼育過程での死亡率は通常10〜20%で、現段階では正常な範囲内にあるという。顧所長は「冬季に入って雨が多く、湿度が高くなり、子ブタの抵抗力が弱っていた。一部の養豚場では暖房施設が十分ではないため、天候の変化が子ブタの凍死を引き起こしたのだろう」とし、「現地では死亡したブタを川に流す習慣がある」と話している。

一方、ネット上で投棄元と指摘されている嘉興市南湖区新豊鎮で最も養豚が盛んな竹林村では、昨年末から今年春にかけてブタの死骸投棄事件が頻発している。今年1月には1万78頭、2月は8325頭、3月に入ってからも毎日300頭を超えるブタの死骸が投棄されており、その死因の大部分は凍死だという。(翻訳・編集/HA)

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