「まるで氷でできた人」=福原愛さんが「大魔王」との試合を語る

Record China    2019年4月12日(金) 15時20分

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中国のテレビ番組に出演した元卓球選手の福原愛さんが、中国の元卓球選手・張怡寧さんについて語った。写真中央が福原さん。

中国のテレビ番組に出演した元卓球選手の福原愛さんが、中国の元卓球選手・張怡寧(ジャン・イーニン)さんについて語った。

「大魔王」こと張怡寧さんは、1982年10月5日生まれの36歳。2004年のアテネ五輪ではシングルスとタブルスで金メダルを獲得、08年の北京五輪でもシングルスと団体で金メダルに輝いた。卓球女子史上最強とも言われた選手で、五輪、世界選手権、ワールドカップでシングルス優勝(中国では「大満貫」と言う)を果たした。

このほど、中国の番組「魯豫有約」に出演した福原さんは、司会の魯豫(ルー・ユー)さんとの対談の中で、「『愛ちゃんは殺気がない』とみんなに言われて、それでコーチが私に叫ぶように言ったんです」と告白。魯さんが「殺気」がある選手として、張怡寧さんを挙げると、福原さんは「彼女の眼を見る勇気がなかったです。すごく冷たい感じがして」と語った。

番組はここで、08年の北京五輪の女子シングルス準々決勝進出をかけた試合で福原さんと対戦した張怡寧さんが、9-0の時点でわざとサーブをミスして福原さんに1ポイント与えたことを映像と共に紹介。通常は10-0になってから相手に1ポイント与えて完封勝ちを回避するのが「マナー」とされており、このことが「ネットユーザーの論争を巻き起こし、有名な事件となった」としている。

対談に戻り、福原さんは「試合を離れると(張怡寧さんは)そんな人ではないんです。でも試合では氷でできた人のような感じで、感情がなく、緊張もしてない様子で、すごく理性的なんです」と印象を語った。(北田

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