2013年3月9日、香港の歌手で女優のディニー・イップ（葉徳嫻）が、香港コロシアムでソロコンサートを開催。人気映画で共演したアンディ・ラウ（劉徳華）も応援に駆けつけた。文匯報が伝えた。

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2011年、ディニーとアンディの主演映画「桃（タオ）さんのしあわせ」が大ヒット。同作でデニーは、第68回ヴェネチア国際映画祭はじめ、第6回アジア映画賞（AFA）受賞や第15回タリン・ブラック・ナイト映画祭など、数々の映画祭で最優秀女優賞を獲得した。

香港きっての演技派女優として知られるが、もともとは歌手でデビューした。9日には香港コロシアムでソロ公演「Sing For Me 2013」を開催。映画をきっかけに“義理の息子”となったアンディも応援に駆けつけた。ディニーの歌に合わせて客席で踊って見せ、大サービスで観客を盛り上げた。

今年66歳のディニーだが、「いつお迎えが来てもいい年なの。だからこれが最後のコンサートよ」など気弱な発言を繰り返し、観客は大爆笑。また、演技力もないのに美人女優にばかり出演オファーが殺到するのが昔は悔しかったといい、「神様は不公平だと思ってたけれど、そうじゃなかった」と話した。65歳にして代表作の1つ「桃さんのしあわせ」に恵まれたことは大きな幸せであり、神様のごほうびだという。（翻訳・編集/Mathilda）