10年前より56分伸びた北京のサラリーマンの労働時間

人民網日本語版    
facebook X mail url copy

拡大

中国国家統計局北京調査総隊がこのほど発表した2018年北京市民の時間の使い方調査報告によると、仕事に従事する北京市民の1日当たりの労働時間は平均8時間34分で、2008年に比べて約1時間増えた。一方で通勤時間は1時間29分で、2008年と全く同じだった。

バスに乗るために並ぶ市民ら(撮影・■羽佳、■は曜のつくり)。

中国国家統計局北京調査総隊がこのほど発表した2018年北京市民の時間の使い方調査報告によると、仕事に従事する北京市民の1日当たりの労働時間は平均8時間34分で、2008年に比べて約1時間増えた。一方で通勤時間は1時間29分で、2008年と全く同じだった。北京日報が報じた。

平均労働時間8時間34分

時間の使い方調査は、自然人を調査対象とし、連続的な記録を通して、調査対象者の1日24時間の活動に関するデータを収集し、それを基に市民の身心の健康、生活の質、男女平等、社会の公平性などを分析するためにデータ上のサポートを行う。

国家統計局は2008年に第1回時間の使い方調査を展開し、2回目の同調査を2018年5月に展開した。北京調査総隊は15歳以上の常住人口を対象に、北京市の1700世帯4238人からデータを収集した。

時間の使い方調査は、1日の時間を、生理的必需時間、労働時間、家事時間、学業・トレーニング時間、余暇時間の5つに分けて実施した。

調査の結果、市民一人当たりの生理的必需時間は平均12時間10分だった。うち、睡眠・休息時間が9時間12分だった。就業者の労働時間は平均8時間34分で、通勤時間は1時間29分だった。家事時間は平均2時間52分、学業・トレーニング時間は平均29分、余暇時間は平均4時間34分だった。

女性の労働レベルは男性よりもハード

調査結果によると、女性の家事時間が長く、仕事も持つ女性はよりハードな生活を送っていることが分かる。

男女別に見ると、仕事を持つ男性の1日当たりの労働時間は平均8時間58分で、女性は8時間1分と、女性のほうが57分短い。しかし、男性の家事時間は平均1時間50分で、女性は3時間48分と、女性のほうが1時間58分長い。そのうち、男性の家事参加率は56.29%で、女性は82.08%だった。女性より男性のほうがレクリエーション・娯楽を重視し、女性より16分多かった。男女ともに最も多かったレクリエーションがテレビで、参加率はともに65%だった。

中国の基準に基づき、15‐39歳を青年、40‐64歳を中年、65歳以上を高齢としている。青年の1日当たりの労働時間は平均10時間、中年は8時間5分、高齢者は5時間48分だった。通勤時間は、若い人ほど長く、青年は平均1時間52分だった。

15‐19歳のグループを見ると、1日当たりの学習時間は平均8時間で、さらに少なくとも2時間を塾や習い事などに使っている。

北京の通勤時間は10年間変わらず

2008年は7時間38分だった北京のサラリーマンの1日当たりの労働時間は、2018年には56分長くなって8時間34分となった。

しかし通勤時間は、2008年、2018年共に平均1時間29分だった。関係責任者は「10年間で北京の常住人口は激増し、交通機関にかかるプレッシャーも増大した。これらを背景に、北京市は一連の対策を講じて、『大都市病』解決の面で一定の效果を得てきた」としている。(編集KN)

人民網日本語版」2019年4月10日

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携