中国海軍の行事に米国は軍艦派遣を拒否、元高官が明かした理由とは―米華字メディア

Record China    2019年4月9日(火) 12時30分

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中国海軍の創設70周年を記念する行事が23日、山東省青島で開催される。米国がこの行事への軍艦派遣を拒否した問題について、米軍の元高官は「正しいシグナル」などと発言した。写真は中国海軍。

中国海軍の創設70周年を記念する行事が23日、山東省青島で開催される。米国がこの行事への軍艦派遣を拒否した問題について、米軍の元高官は「正しいシグナル」などと発言した。米華字メディア・多維新聞が8日付で伝えた。

中国国防部は先月28日、海軍創設70周年国際海軍行事を4月下旬に開催すると発表。「すでに60カ国余りが海軍代表団の派遣を表明した」と述べ、国際観艦式には各国の艦艇が参加することを説明したが、米国は中国の招待を断り、軍艦の行事参加を拒否したという。

記事によると、米メディアのザ・ワシントン・フリー・ビーコンは「米国の参加拒否は、中国がこれに乗じて国際的地位を上昇させることを心配したためだ」と指摘し、「米国は北京にいる武官を派遣する程度にとどまる」と紹介。さらに「米国の観艦式不参加が示すのは、現政府が中国に対してより強硬な政策を取っているということだ」との認識を示し、米国のやり方が同盟国の派遣計画に影響を及ぼす可能性にも言及した。

また、太平洋艦隊の元高官は「米国の拒否は正しいシグナルを発している。もし米軍艦が参加すれば中国の海洋における『不良行為』を合法化させてしまう。2018年の環太平洋合同演習(リムパック)に中国を招待することをやめたという米国の決定を暗に壊すことにもなる」とコメントしている。(翻訳・編集/野谷

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