韓国がノーベル賞へ前進?韓国版「スーパーカミオカンデ」建設へ=韓国ネット「ノーベル賞を意識し過ぎ」

Record China    2019年4月9日(火) 18時50分

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9日、韓国・朝鮮日報などによると、韓国北東部・江原道の鉱山の地下1100メートルに宇宙の暗黒物質を見つけ出す世界最高レベルの研究施設が造られる。写真はIBS。

2019年4月9日、韓国・朝鮮日報などによると、韓国北東部・江原道の鉱山の地下1100メートルに宇宙の暗黒物質(dark matter)を見つけ出す世界最高レベルの研究施設が造られる。

暗黒物質とは宇宙の27%を占めながら観測されていない物質のことで、「発見すればノーベル賞は確実」とも言われている。

記事によると、韓国の基礎科学研究院(IBS)地下実験研究団は8日、江原道旌善郡イェミ山にあるハンドク鉄鋼の鉱山で12日に宇宙素粒子研究施設(ARF)の着工式を行うと発表した。科学者たちは暗黒物質を検出するため地下に潜ることになる。深くなるほど暗黒物質を除く他の宇宙素粒子による妨害を減らすことができるためという。今回の研究施設は、研究団が現在運営中の地下実験施設より400メートル深い場所に造られ、面積も10倍以上大きい2000平方メートル規模になる計画という。

研究団は来年末までに研究施設を完成させ、2021年から本格的な研究を始める考え。キム・ヨンドク研究団長は「日本はカミオカンデやスーパーカミオカンデのような宇宙素粒子研究施設を造り、2度もノーベル物理学賞を手にした。韓国にもこのような施設が新たに建設されることはとても意味の大きいこと」と説明し、「韓国の科学技術が先進国の仲間入りをしたことを示す機会になるだろう」と話したという。

これに、韓国のネットユーザーからは「基礎科学研究には粘り強く投資し続けなければならない」「難しいけど挑戦すべき。未来の研究のためにも」と肯定的に評価する声が上がっている。

一方で「ノーベル賞コンプレックスが強過ぎる」「日本のノーベル賞受賞者は『ノーベル賞のことは考えず、ただ研究を続けていたら思いがけず受賞した』と言っていた。韓国が受賞できない理由はノーベル賞のことを気にし過ぎているからではないか?」と指摘する声も。

その他「日本のまねをしていたらノーベル賞はとれない」「今回はいくらくすねる気だろう?」「日本の未来科学館に行くと、子どもたちの教育用にスーパーカミオカンデを縮小し、詳しく原理を説明してある。こういうのを見ると韓国はまだまだだと感じる」などの声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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