「隣国を安心させるため」中国の国防費、二ケタ増も伸びは鈍化―香港英字紙

Record China    2013年3月8日(金) 11時54分

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6日、香港英字紙サウスチャイナモーニングポストは、中国の国防費の伸びの鈍化は隣国を安心させるためと報じた。2013年予算案で国防費は前年比10.7%増の約11兆1000億円となった。写真は4日、北京市人民大会堂。全人代の軍代表。

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2013年3月6日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「中国の国防費の伸びの鈍化は隣国を安心させるため」と報じた。7日、参考消息網が伝えた。

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5日、全国人民代表大会(全人代)に2013年予算案が提出された。注目の国防費は前年比10.7%増の7406億元(約11兆1000億円)と、今年も二ケタ増となった。1989年以来、中国の国防費は2010年を除いて、二ケタの伸びを保持している。

しかし2011年の12.7%、2012年の11.2%と比較すると、伸び率は明らかに鈍化している。上海政法学院の倪楽雄(ニー・ルーシオン)教授は「伸び幅の減少は、中国政府が南シナ海問題で対立している相手国を落ち着かせるため。我々中国が平和的台頭を求めていることを表明するものだ」とコメントした。倪教授も伸び率が予想より低かったと認めている。

戦略ミサイル部隊の邱文明(チウ・ウェンミン)少将は、「インフレの圧力がある中、軍事支出の増加は合理的だ。軍人の生活水準を維持し、国家安全を守らなければならない」と発言した。広州軍区の呂丁文(リュー・ディンウェン)中将は「国防費のより大きな伸びを望むが、国の方針に従う」と発言している。(翻訳・編集/KT)

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