相次ぐ高速鉄道車内での喫煙、1日で4人が罰金や拘留に―中国

Record China    2019年7月20日(土) 14時20分

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17日、観察者網は、夏季特別運行体制期間中の中国で、高速鉄道車内での喫煙が相次いでいると伝えた。写真は高速鉄道。

2019年7月17日、観察者網は、夏季特別運行体制期間中の中国で、高速鉄道車内での喫煙が相次いでいると伝えた。

記事は、19年の夏季特別運行体制は7月1日から始まっているが、高速鉄道車内で乗客が喫煙したため減速する問題がたびたび発生していると指摘。河南省鄭州鉄路警察は、管轄内ですでに7人の違反者に対して処罰を行ったという。

このうち、7月11日の1日だけで4件の車内喫煙が発覚したと記事は紹介。上海虹橋発洛陽龍門行きのG1822では、突然煙霧警報が鳴り高速鉄道は減速。乗務員が調べたところ、トイレで喫煙している男性を発見した。乗務員の注意を無視し続けたため、この男性は最終的に5日間の行政拘留処分を受けた。

同日、鄭州東発温州南行きのG1968でも車内喫煙による減速が起き、違反者は500元(約8000円)の罰金となった。義烏発西安北行きのG1899でも喫煙者が出たため列車が減速し、違反者は5日間の行政拘留処分となった。さらに鄭州東発杭州東行きのG2397でも同様に喫煙者のため列車は減速し、違反者は罰金500元となった。

相次ぐ喫煙に鄭州鉄道警察は、「高速鉄道車両は運行速度が速く、人が密集しており、車両の密封性が高いため、車内はどこであっても禁煙である。喫煙すると煙霧警報装置が作動し、列車は自動的に減速し緊急停車することもあり、列車の安全な運行に支障をきたす」と注意を促している。

また記事は、「鉄路安全管理条例」の規定によると、高速鉄道車内での喫煙には500元以上2000元(約3万2000円)以下の罰金が科せられると説明。公安機関に処罰されるか鉄道部門によって現場で証拠を押さえられると、ブラックリスト入りとなって列車に180日間乗車できなくなり、2度目のブラックリスト入りで列車を生涯利用できなくなると警告した。(翻訳・編集/山中)

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