日本で平成最後の桜を見る―中国メディア

Record China    2019年4月6日(土) 12時40分

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3日、新民晩報は、「日本で平成最後の桜の花を見た」とする文章を掲載した。以下はその概要。写真は桜(撮影・梁敏儀)。

2019年4月3日、新民晩報は、「日本で平成最後の桜の花を見た」とする文章を掲載した。以下はその概要。

日本に行くなら4月がベストだ。なぜなら、桜が満開になる時期だからであり、私も2度の日本行きでいずれも4月を選んだ。しかも、一番いいのは4月の上旬だ。

東京での桜見物では、皇居のお堀にの外に並ぶたくさんの桜も実に美しいのだが、かの魯迅先生も記した上野公園こそが一番のスポットだ。特に人びとが自発的に「花見」を行う様子は、古代の中国人が楽しんだ宴に似ている。満開の花の下、それぞれが用意した食器や酒、食べ物をシートの上に並べ、みんなで座って乾杯をするのである。

日本の花見には1000年あまりの歴史があるという。奈良時代の日本では中国文化の印象を受けて桜よりも梅の花が愛された。それが平安時代になると、嵯峨天皇が毎年春に桜の宴を催すようになり、これが花見の起源だとされている。16世紀には豊臣秀吉が戦のあとに京都の醍醐寺で盛大な花見大会を開いたが、これは今でも毎年4月の第2日曜日に行われる「太閤花見行列」として残っている。さらに、江戸時代に入ると、それまで貴族や権力者の特権だった花見が、広く庶民に普及するようになり、日本の独特な文化的風習となって今に続いているのである。

大阪の桜の名所で真っ先に挙がるのが、400年あまりの歴史を持つ大阪城公園だ。ここの景色は「絢爛」という言葉以外に適切な言葉が思いつかない。4000株あまりの桜が濠の周りに広がっており、競うように花を開く様子に魂が揺さぶられる。そしてまた、夜桜も独特の景観を呈しており、昼間とは全く異なる哀愁を帯びた美しさが際立つのである。

京都も花見のスポットが極めて多い。例えば、哲学の道では石畳の小路と川に沿って並んだ数百株の関雪桜を静かに楽しむことができる。そして何より嵐山の桜の美しさは、訪れた者全員の記憶にしっかりと残るほどである。嵐山には5000株あまりの山桜が植わっているとのことだ。(翻訳・編集/川尻

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