今度は「限童令」で子どもたちが姿消す…、子役や芸能人二世の人気リアリティー番組が放送不可能に

Record China    2019年4月5日(金) 18時50分

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4日、子役および芸能人二世の子どもたちのテレビ出演を制限する「限童令」が正式に公表されたことで、芸能人の親子共演が人気のリアリティー番組「パパ、どこ行くの?」などがお蔵入りの危機にさらされることになった。写真は「パパ、どこ行くの?」より。

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2019年4月4日、子役および芸能人二世の子どもたちのテレビ出演を制限する「限童令」が正式に公表されたことで、芸能人の親子共演が人気のリアリティー番組「パパ、どこ行くの?」などがお蔵入りの危機にさらされることになった。

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中国メディアを管理する国家新聞出版広播総局(広電総局)では今年に入ってから、ドロドロの宮廷抗争を描く時代劇ドラマのテレビ放映を差し止めたり、時代劇そのものをテレビから締め出す「限古令」を発令、及び撤回するなどの動きを見せてきた。そんな中、子役や芸能人二世のテレビ出演を制限する「限童令」がこのところうわさになっていたが、3日、「未成年人節目管理規定」が正式に公表され、業界各社への通達が行われている。

同規定では、子役をスターとして飾り立てることや、子どもにふさわしくない番組に出演させることを禁じ、さらに芸能人二世についても言及。10歳未満の子どもをCMのイメージモデルに起用することなどを制限しており、今月30日から施行されることとなった。

近年、芸能人の子どもたちが出演し二世ブームをつくるきっかけとなったのが、親子で旅に出てさまざまな挑戦を行う姿を追ったリアリティー番組「パパ、どこ行くの?」。2013年のスタートから回を重ね、最新のシーズン6がすでに完成している。もともと昨年オンエア予定だったシーズン6は、「限童令」に巻き込まれて放送が待たれていたが、今回の規定によりテレビ放映はほぼ不可能な状態に。お蔵入りの危機もささやかれている。

なお、「パパ、どこ行くの?」は非常に人気の高い番組だけに世間から不満の声も多く、「管理すべきことは放置し、必要のないものにやたらと干渉する」「芸能人の子どもたちより、共産党幹部の二世を監視すべきだ」といった厳しいコメントがネット上にあふれる状況となっている。(Mathilda

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