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四川省凉山イ族自治州でこのほど発生した森林火災で、森林消防隊員27人と地方幹部3人が消火活動中に犠牲となった。
四川省凉山イ族自治州でこのほど発生した森林火災で、森林消防隊員27人と地方幹部3人が消火活動中に犠牲となった。この痛ましいニュースが明らかになるや、中国全土に悲しみが広がっている。銭江晩報が伝えた。
この森林火災の発生後、人々は身近にいる消防士らに対し、より多くの思いやりと関心を向けるようになっている。
この2日間で、浙江省杭州市内の複数の消防署には、ミルクティーや果物の詰め合わせなど、数多くのちょっとした贈り物が見知らぬ市民から届けられているほか、心温まるメッセージも添えられているという。
2日午後8時ごろ、杭州市蕭山区消防大隊市北中隊警備所に、ミルクティー20杯分が入った箱を手にしたフードデリバリーの配送員が突然姿を現した。
そしてその配送員は、1枚の紙を差し出した。そこには、「消防士の皆さん、いつも重責を担ってくれてありがとう。毎回の出動からどうぞ無事に戻ってきてください。それと配送員さん、必ず消防士の皆さんに届けてください。お手数かけますが、よろしくお願いします。ありがとう」と書かれていた。
これは、消防員に贈り物をしようという心ある人からの計らいだったのだ。
市北消防中隊警備所でも、匿名で送られた果物の詰め合わせを受け取り、それには美しい字で、「あなた方が担っている過酷な任務に感謝しています。お陰で、私たちは、安全で穏やかな日々を過ごすことができています。毎回の出動からどうぞ無事に戻ってきてください。」と書かれたメッセージカードが添えられていた。
3日午後、1台のオフロード車が蕭山消防中隊の玄関前で停まった。車のドアが開き、若い女性が車の中から梨1箱とダイダイ1箱を運び出し、さらには自家製の燻製肉3箱も警備所に置いていった。
この女性は、「これは、ほんのささやかな気持ちです。消防士さんたちに召し上がってもらいたくて。出動したら、毎回、かならず無事に戻って来てくれますように」と話した。
杭州消防は、消防士に対する社会各界からの関心に対して感謝の意を示したが、同時に、消防士が最も関心を抱いていることは、日常生活における消防の安全であると強調した。市民一人一人が火災の発生を最大限防ぎ止めることこそ、消防士にとって何より最上のプレゼントとなる。(編集KM)