中国人の女がトランプ氏別荘に侵入、「針小棒大」と中国専門家―中国メディア

Record China    2019年4月4日(木) 12時50分

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4日、環球時報は、中国人の女が米トランプ大統領の別荘マー・アー・ラゴに侵入した問題に関する米メディアの報道について、中国の専門家が「騒ぎ過ぎ」との見解を示したことを報じた。資料写真。

2019年4月4日、環球時報は、中国人の女が米トランプ大統領の別荘マー・アー・ラゴに侵入した問題に関する米メディアの報道について、中国の専門家が「騒ぎ過ぎ」との見解を示したことを報じた。

記事は、フロリダ州連邦裁判所が1日に発表した文書の内容として「玉静(ユー・ジン)という名の中国人の女が3月30日にマー・アー・ラゴにやってきた。警備員に対し、自身はクラブの会員であり、プールを使いたいと言った。会員リストに名前はなかったが、クラブのマネージャーが『ある会員の娘かもしれない』と言ったので通してしまった。クラブのフロントでは、現地で同日夜開かれるというイベントの中国語招待状を提示したが、受付担当者は当日にそのようなイベントがないことに気づき、リストに名前がなかったため、警備担当者に通知して取り調べをさせた」と伝えた。

そして、トランプ大統領が当日家族とともに現地で休日を過ごしており、通常より厳重な警備体制が敷かれていたにもかかわらず、女は少なくとも5人による質問をくぐり抜けてマー・アー・ラゴへの侵入に成功したと紹介。米メディアが「女は当時携帯電話4台、ノートパソコン1台、ハードディスク1つ、悪意あるソフトウエアが入ってUSBメモリ1つを持っていた」と報じていることも伝えた。

米国時間2日には米上院情報委員会のマーク・ワーナー副委員長がメディアの取材に対して「中国は常に従来とは異なる情報収集者を使ってターゲットに近づいている。今回の件はスパイへの対処に関する重大な問題に直面していることを際立たせた」と発言したことを紹介した。

この件について、復旦大学米国研究センターの宋国友(ソン・グオヨウ)副主任は3日、「米国メディアはささいなことを限りなく誇大化しており、中国人の米国での何気ない行為について、バックボーンに政府の指示があると報じ、中国人による米国の重要な施設や人物への接近に諜報活動の雰囲気を帯びさせようとしている。これは、現在米国において中国に対する敵意が増えていることの表れだ」とコメントしたという。(翻訳・編集/川尻

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