日本の平成30年間が中国のゲーマーに与えた影響―中国メディア

Record China    2019年4月5日(金) 13時50分

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日本の新元号が「令和」に決定し盛り上がる中、中国メディアの和訊は2日、「平成」の30年間が中国のゲーマーに与えた影響について分析する記事を掲載した。資料写真。

日本の新元号が「令和」に決定し盛り上がる中、中国メディアの和訊は2日、「平成」の30年間が中国のゲーマーに与えた影響について分析する記事を掲載した。

記事は、「平成の期間中、無数の有名なゲーム機と内容が、中国のゲーマーに影響を与えた。彼らの多くが今やゲーム業界に従事しており、中国のゲーム製品の開発思考や人材、市場理念にかなりの程度平成のゲームが反映されている」と紹介。その影響力について分析した。

上海のゲーム企業創業者である陳震方(チェン・ジェンファン)氏は、日本に十数年滞在した経験があり、中国のゲーム市場の将来性を見込んで帰国後にゲーム会社を設立した。陳氏は、「『聖闘士星矢』と『花の子ルンルン』が初めのころに接したアニメ作品。アニメ、コミック、ゲームに対する理解に大きな影響を与えてくれた。あのような画風、ストーリー、主役の変身は、当時の中国国産アニメとは全く違っていた」と語る。

また、日本のゲームが過去20年にわたって中国ゲーム業界に与えた影響について、「初期のテレビゲーム機やアーケードゲーム機などが、中国の一代のみならず二代にわたるゲーマーに与えた影響力は計り知れない」とし、「美術製作からストーリー、世界観の作成、カードを使った遊び方など、日本のゲームは中国のゲーム業界に大きな影響を与えた」と分析した。

記事は、「近年ではスマホゲームが主流となり、中国で成功した日本のスマホゲームは多くない。しかし、業界関係者によると日本のゲームの影響力が落ちたわけではなく、製品そのものより、ユーザーの習慣と研究開発理念の面で日本ゲームの影響が浸透しているのだという」と伝えた。その上で、「1995年生まれ以降のゲーマーの習慣は、日本のゲーマーとよく似ており、日本のイラストレーター、作家、ミュージシャンもますます中国ゲーム制作に関わるようになっている」とした。

記事は、「最近では任天堂やソニーのゲーム機は衰退してきているものの、日本のゲームは今でも非常に進んでいる。特に設定とストーリーの面で進んでいる。日本ゲームはキャラクターの造型やストーリー展開、世界観の洗脳の面でたけているため、冒険や探索、キャラクター育成が好きなゲーマーは日本ゲームを好む」と伝えた。(翻訳・編集/山中)

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