「韓国、ロシアも含めた対日包囲網」構想は、中国側の一方的な願望にすぎない―香港評論家

Record China    2013年3月5日(火) 8時35分

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2日、中国は韓国やロシアと協力して日本包囲網を構築すべきだとする見方について、香港の軍事評論家が「中国側の一方的な期待にすぎない」と指摘した。資料写真。

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2013年3月2日、人民日報傘下の「環球時報」紙が中国政府は韓国とロシアと協力して日本包囲網を構築すべきだとする記事を掲載したことについて、香港の軍事評論家・馬鼎盛(マー・ディンション)氏が自身のブログで「中国側の一方的な期待にすぎない」と指摘した。

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馬氏は日本に対する包囲網を構築することの実現可能性は極めて低いとし、その根拠として「第二次世界大戦における勝利という成果はすでに過去の話になっている」ことを挙げる。尖閣諸島問題についても、中国が全軍を挙げて制海権・制空権を取ったところで領有権が得られるわけでもなく、対米防衛線でもある第一列島線を突破できるわけでもないとしている。

韓国やミャンマー、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、オーストラリアなど日本の首脳が積極的に訪問している国はいずれも中国脅威論を受け入れ、米国の対中包囲網に加わっており、中国人民解放軍の専門家がヤルタ協定とポツダム宣言を根拠に日本を押さえ込むことを主張していることについて「第二次大戦以降の国際情勢が見えていない」と指摘している。

また、竹島や北方4島が実質的に韓国とロシアの統制下に置かれているのとは異なり、尖閣諸島には日本の建築物があることから、韓国もロシアも中国を積極的に支援するとは考えにくいとしている。(翻訳・編集/岡田)

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