「韓国は先進国に比べて性的少数者に閉鎖的」OECDが懸念

Record China    2019年4月3日(水) 22時50分

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1日、韓国・聯合ニュースは、経済協力開発機構(OECD)が「韓国社会は先進国に比べ同性愛の受容度が低く、性的少数者に対する差別が懸念される」と指摘したと報じた。写真は韓国のクィアの祭典。

2019年4月1日、韓国・聯合ニュースによると、経済協力開発機構(OECD)が「韓国社会は先進国に比べ同性愛の受容度が低く、性的少数者に対する差別が懸念される」と指摘した。

記事によると、OECDが分析した「図表で見る社会」で、2001~14年の韓国における同性愛受容度は10点満点中2.8点と評価された。1981~2000年の2.0点よりやや改善したものの、OECD加盟36カ国中4番目に低い。

韓国より同性愛受容度が低い国はトルコ(1.6点)、リトアニア(2.0点)、ラトビア(2.4点)で、エストニアは韓国と同じ2.8点だった。OECD平均は5.1点となっている。同じアジアの日本は4.8点、米国は5.0点、最も受容度が高い国はアイスランドで8.3点だったという。

OECDは「同性愛受容度の低さは、性的少数者(LGBT)を差別の危険に追い込みかねないことを示す」と指摘。「同性婚が合法化されている国は今年1月現在、OECD加盟国中20カ国に達しているが、韓国では同性結婚が法的に認められていない」とも報告している。また「性的少数者と、彼らが直面する不利益を国家統計で可視化することが、彼らを受け入れるための先決課題だ」と指摘し、韓国に性的アイデンティティー関連の情報を収集するよう勧告しているという。

この記事に寄せられた韓国のネットユーザーのコメントからも受容度の低い傾向が確認できる。コメント欄には「性的少数者を受け入れないと、閉鎖的な国だっていうのか?理解できない」「こんな記事を出さないでほしい」「次は最下位でもいい」「ごく平凡に暮らすなら同性婚にも賛成だ。でも一般人ならしないような格好をしているクィアの祭典の参加者たちを見て拒否感を抱いた」「性的少数者自身がこういう状況をつくったんじゃないか?。以前はなんとも思っていなかったけど、クィアの祭典の写真を見て、家にあったレインボーの傘を捨てたよ」「熱烈に歓迎しろと言うの?強要しないでほしい」などの声が多くの共感を得ている。(翻訳・編集/麻江)

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