中国人留学生の金銭感覚、旧世代は「稼ぐもの」、新世代は「使うもの」―華字メディア

Record China    2013年3月4日(月) 7時57分

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2日、日本で学ぶ中国人留学生の金銭感覚は昔と今では大きな違いがあるという。昔は「いくら稼ぐか?」が重要だったが、今は「どう使うか?」が重要に。写真は東京の地下鉄構内。

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2013年3月2日、日本華字メディア・日本新華僑報網は、日本で学ぶ中国人留学生の金銭感覚に関する記事を掲載した。

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東京都内の大学4校から集まった15人の中国人留学生が、「お金」をテーマに話し合ったところ、「70後(70年代生まれ)」と「80後(80年代生まれ)」には金銭感覚に大きな違いがあることが分かった。

「70後」の代表、大学院で学ぶ秦(チン)さんは、9年前に来日。彼は昔、毎日13時間働き、11日間休みなしで働いたことも。日本語学校に通っていた頃は、同じクラスに中国人留学生が22人いたが、月収15万以下の人間は1人もいなかった。とにかく働けるだけ働いて、たくさん稼ぐこと、それが自分の能力の高さを示す基準になっていたという。そして、貯めたお金を使うときは、パソコンや腕時計、家電製品などの「大物」を購入する。

「80後」の代表、大学2年生の邱(チウ)さんはスーパーのレジ係のアルバイトをしている。月収は6万ほどで、同じ年代の中国人留学生のなかでは「中くらい」のレベルだという。アルバイトのない日は他に働いたりせず、学校の部活動に参加したり、カメラ、片手に出かけたりする。洋服やバッグはたくさん買って持っているが、1点4000円を超えるものはない。安くて良いものを買うように心がけている。

そんな彼女に「70後」の1人が「あまりにものんきだ」と批判すると、「80後」の全員から反撃をくらった。「80後」の留学生にとって、大切なことは「生きていることを実感すること」であり、お金は足りていればそれでいいのだ。最後には「70後」VS「80後」の討論会のようになってしまったが、この問題の正解が存在しないことだけは確かなようだ。(翻訳・編集/本郷)

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