タジキスタンで金生産が急増=中国企業が進出、埋蔵量51.7トン確認の事例も―中国メディア

Record China    2019年4月2日(火) 6時40分

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中国メディアの観察者によると、タジキスタンの金生産量が急増している。中国企業の進出によるためという。写真は2017年に訪中したタジキスタンのラフモン大統領と中国の習近平国家主席。

中国メディアの観察者は3月30日付で、タジキスタンの金生産量が急増していると紹介する記事を掲載した。中国企業の進出によるもので、経営権を取得した鉱区で埋蔵量51.7トンを確認した事例もあるという。

中国で大型設備製造の主要企業の一つである特変電工は2018年上半期までにタジクスタン政府から同国の金鉱2カ所、15.4平方キロの経営権を獲得。すでに埋蔵量51.7トンを確認しており、今後の調査で100トン以上に増える可能性もあるという。

タジクキタンには他の中国企業も金の生産で進出しており、同国では過去4年間に金の生産量が年平均で20%以上増加した。18年は前年比17%の6.4トンを生産した。生産した金はすべてタジキスタン内で売却することになっており、同国の金備蓄の増加に貢献しているという。

タジキスタンは中央アジアの内陸国で、中国とは国境を接している。主要民族はイラン系のタジク人(人口構成比約84%)、チュルク(トルコ)系のウズベク人(同約14%)やキルギス人(同0.8%)、ロシア人(同0.5%)などとなっている。

面積は14万3100平方キロで日本の約4割、人口は890万人だ。17年の国内総生産(GDP)は71億ドル(約7870億円)で1人当たりでは約800ドル(約8万8700円)。同年の経済成長率は7.1%。日本の外務省は3月14日付で、同国とキルギスタン国境地帯で両国住民間の衝突事件が複数回発生し死傷者が出ているとして、該当地域への渡航中止を勧告した。

タジキスタンはかつて、旧ソ連の一部として中国とは緊張関係にあったが、ソ連崩壊にともない独立後の1992年には中国タジキスタン隣邦友好協力条約を結び、2013年には戦略パートナーシップを結んだ。(翻訳・編集/如月隼人

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