話題を集めたモザイクが遅れた映像、実際はミュージックビデオの一部―中国メディア

Record China    2013年2月27日(水) 19時39分

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27日、新京報の報道によると、台湾のあるニュース番組で放送された映像のモザイクが遅れ、ネットユーザーは「遅れたモザイク」とし、男子学生も「モザイク君」と呼ばれて話題になっている。

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2013年2月27日、新京報の報道によると、台湾のあるニュース番組で、「冬休み後、どうして学校に戻りたくないのか」という質問に対して、まず、「モザイクをかけてもらえますか」と述べ、その後「寮に腋臭(わきが)やいびきのうるさいルームメイトがいるから。汚い下着をベッドの上に脱ぎ捨てているルームメイトもいる」と回答する北京の男子学生が登場。始めはモザイクがかかっていなかったため、ネットユーザーは「遅れたモザイク」とし、男子学生も「モザイク君」と呼ばれて話題になっている。

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今月23日に台湾のニュース番組で放送された同映像は、もともと北京大学に通う女子大生・高●(ガオ・シャン、●=おんなへんに册)さんが作曲作詞した「始業恐怖症」という歌のミュージックビデオ(MV)の一部。冒頭で、幾人かの学生が、学校に戻りたくない理由を語っている。制作した女子大生は今月25日、「台湾のニュースに使われるなんて、思ってもみなかった」とコメントしている。同映像が話題になるにつれ、同曲も人気になっている。

同映像はニュース番組に起用されたのち、まずソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)・Facebookフェイスブック)上で話題に。100万回以上転送された。ネットユーザーからは、「このモザイクのかけ方はあまりに画期的。遅れたモザイク」、「おそいモザイクが流行」と揶揄する声が数々寄せられている。

■モザイク君「実際には腋臭のルームメイトはいない」

ネットユーザーらは、同男子大学生が北京の大学ではなく上海復旦大学に通っていることを突き止めた。同男子学生が自身のSNS「人人網」や中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」にアップしている写真とも一致しており、今月25日、人人網で「腋臭のルームメイトはいない。みんな最高」とつぶやいた。

一方、同映像の制作者の一人・張添羽(ジャン・ティエンユー)さんは今月25日夜、「映像とニュースは全く関係ない。単に、新曲の『始業恐怖症』のMVとして制作した。映像に登場する男子学生は実際には、制作チームのメンバーの一人。実際にランダムにインタビューしたわけではない」と述べた。

そして、「みんな友達で、よく一緒に遊ぶ。同映像をネット上に投稿した後、台湾のニュースに使われ、こんなに話題になるとは思ってもみなかった」とし、「私達が台湾のテレビ局と連絡を取って、ニュースの中で使ってもらうなんて不可能」と決して売名行為ではないことを強調した。

また、高さんも同日、ミニブログに、「台湾のニュースに使われ、こんなに話題になるなんて思ってもみなかった。人気者になってしまった『モザイク君』にはなんか申し訳ない」と書き込んでいる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/内山

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