いるわいるわ!…乗用車内に子豚が全部で62匹=転売狙う、アフリカ豚コレラの検疫逃れか―江蘇省

Record China    2019年3月27日(水) 13時0分

拡大

江蘇省南京交通警察によると、21日午前0時ごろ、高速道路で黒色の乗用車の検査を実施したところ、車内に62匹もの子豚を積んでいたことが分かった(写真)。アフリカ豚コレラの流行を受けて強化された検査を逃れようとしたと見られている。

(1 / 3 枚)

江蘇省南京交通警察によると、21日午前0時ごろ、高速道路で黒色の乗用車の安全検査を実施したところ、車内に62匹もの子豚を積んでいたことが分かった。中国では豚にアフリカ豚コレラが流行しているため、輸送制限が強化されおり、違法に豚を運んで売りさばこうとしたと見られている。新浪網など多くの中国メディアが2019年3月25日付で関連記事を発表した。

その他の写真

滬陝高速道路で検査や取り締まりなどのために勤務していた南京交通警察の警察官は、異常な動向をしている黒色の乗用車を発見した。そこで、検査のために横梁公安検査ステーションに乗用車を誘導し、停車させた。

止まった乗用車に向かい警察官が歩んだ。すると、何やら奇妙な音が聞こえてくる。大量の子豚の鳴き声だ。乗用車窓を開けさせて車内を確認した警察官は驚いた。車内に子豚が満載されている。数を確認したところ62匹もいた。乗車していた2人を問いただしたところ、江蘇省南通市で子豚を買い付け、自宅のある湖南省で売りさばくつもりだったと説明した。

中国ではアフリカ豚コレラの流行にともない、家畜類やその肉、水産品の運搬が以前にも増して厳しく規制されるようになった。交通警察も高速道路の料金所などでの監視を強化した。

乗用車の2人は生きた豚を運送するための許可を取得していなかった。2人とも「許可が必要とは知らなかった」と主張したが、警察は、わざわざ深夜を選んで運送していた状況などから、違法であることを承知で検査をかいくぐろうとしたとみなして追及を始めた。2人が運んでいた子豚は南京市内の動物検疫施設に運んで処分することになった。(翻訳・編集/如月隼人

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携