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23日、湖北省武漢市の病院で働く産婦人科の医師3人が同時期に甲状腺がんになった。上の階の手術室にあるX線撮影装置が原因だと、医師の家族は主張している。
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2013年2月23日、華商報によると、20日の夜、マイクロブログ・微博に「湖北省武漢市の協和病院で深刻な放射線漏れ事故が発生。複数の女医が甲状腺がんを発症した」との投稿があった。
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甲状腺がんを発症した女医の夫の1人が22日、メディアの取材に対し「女医たちが働く産婦人科は4階にあり、5階には整形外科の手術室がある。この手術室の設備は定められた基準に達しておらず、長期にわたって漏れ出した放射線量が基準値を超えていたため、同時期に3人の女医に甲状腺がんが見つかった」と答えた。
これに対し、協和病院は22日に声明を発表。「医師の発病と病院の設備に因果関係は認められない」とこれを否定した。同病院の乳腺甲状腺外科の医師は「甲状腺がんの主な原因は放射線ではない。医学的に放射線が甲状腺がんを引き起こすと言われているのは、広島、長崎、チェルノブイリなどで生き残った患者のなかに甲状腺がんを発症した患者が多かったからだ。当病院の可動式X線撮影装置が瞬間的に放つ放射線量が人体に影響を及ぼすとは考えにくい」と話している。
湖北省疾病予防抑制センターの職員も「同時期に複数の医師ががんを発症したからといって、手術室の放射線量が基準値を超えた説明にはならない。医師のがん発症率はもともと高い」と話す。協和病院の院長は「上の階の放射線が下の階のがん発症と関係があるのを証明できたら、ノーベル賞がもらえる」と語った。関係当局は現在この件を調査中だ。(翻訳・編集/本郷)
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