第22回上海国際映画祭のポスター公開 アイデアは「大暴れ孫悟空」から

人民網日本語版    2019年3月20日(水) 10時50分

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今年6月に開催される第22回上海国際映画祭は18日、上海美術映画製作所が製作した映画「大暴れ孫悟空(原題:大鬧天宮)」にインスピレーションを得たポスターを公開した。

今年6月に開催される第22回上海国際映画祭は18日、上海美術映画製作所が製作した映画「大暴れ孫悟空(原題:大鬧天宮)」にインスピレーションを得たポスターを公開した。中国新聞網が報じた。

ポスターは、著名なポスターデザイナー・黄海氏が手掛けた。ポスターは、「大暴れ孫悟空」の名シーンにインスピレーションを得た水の幕を、2匹のサルが開けており、孫悟空がそこから顔を覗かせているなど、クリエイティビティあふれる作品となっている。孫悟空はいたずらっぽい目でステージ下の観客を見ており、同映画祭がもたらすサプライズに対する期待を高めてくれる。

ポスターの製作にあたり、著作権の面で上海美術映画製作所の支持も得ることができたという。1960年代に公開された「大暴れ孫悟空」は、中国語映画史上屈指の傑作で、非常に多くの映画人の作品にも影響を与えてきた。登場する孫悟空は、勇気や忠誠、奮闘という精神を伝え、世界中で受け入れられている中華民族文化の典型的なシンボルの一つでもある。

デザイナーの黄海氏は、「誰からも愛される孫悟空は、心と心をつなぐ架け橋のような存在。孫悟空の話題になると、知らない人と話していても、親近感が湧いてくる。一人でも多くの若者が『大暴れ孫悟空』を鑑賞することを願っている。この作品の製作に関わった人には、無私の心で貢献する職人の精神があり、それは、中国の若い世代の映画人が受け継ぐべき精神であり、中国のすべての映画人がそれを広く発揚する使命を負っている」との見方を示した。

上海国際映画祭は、中国で唯一、国際映画製作者連盟(FIAPF)によって「非コンペティティブ映画祭」に認定されている映画祭で、1993年の誕生から、中国国内外の映画人と共に、中国語映画と世界をつなぐ架け橋となるよう取り組んできている。(編集KN)

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