カナダ市場にも出現、中国不動産市場に横行するやらせ行為―カナダメディア

Record China    2013年2月20日(水) 8時40分

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18日、中国の不動産市場でよく見られる不正な取引手段がカナダの不動産市場にも現れており、カナダの国際的信用に関わる事態を招きかねないと指摘されている。写真はバンクーバー。

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2013年2月18日、ラジオ・カナダ・インターナショナル(RCI)によると、中国の不動産市場でよく見られる不正な取引手段がカナダの不動産市場にも現れており、カナダの国際的信用に関わる事態を招きかねないと懸念されている。

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中国の不動産市場では、関係者が条件の良い物件をあらかじめ購入した後に高値で転売するケースと、何人ものサクラを雇い販売会場で問い合わせをさせたり契約を演じさせたりして人気物件に見せかけて購買意欲を刺激するケースが多く見られるが、特に後者の「やらせ」がこのところカナダの不動産売買で見られるようになっている。

RCIは春節(旧正月)期間中、カナダに住む中国系住民や中国本土から観光に来た中国人がカナダの不動産購入に積極的だとし、20歳余りの中国人姉妹がバンクーバーで物件を見ている様子を放送したところ、ネット上で2人は姉妹ではなく、中国から不動産を買いに来たわけでもなく、実は不動産販売会社のスタッフであることが発覚した。

バンクーバーの不動産販売高はここ数カ月大幅に減っており、不動産価格も低迷していることが中国人のやらせにつながっているとカナダの不動産アナリストは指摘している。しかし、こうした行為は不動産市場の信用に大きな損失を生じさせかねないと指摘する専門家も多く、バンクーバーの位置するブリティッシュコロンビア州の不動産理事会は今回発覚した事案と不動産販売会社の調査を開始した。やらせによるねつ造が確認されれば、不動産販売会社は営業停止となり、多額の罰金を科せられるなどの処罰を受けることになるという。(翻訳・編集/岡田)

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