エチオピア航空機墜落、中国人救援隊員が見た悲惨な光景=「発狂しそうだった」―中国メディア

Record China    2019年3月14日(木) 15時10分

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13日、中国新聞網は、エチオピア航空機墜落事故の捜索活動に参加した中国人救助隊員を紹介する記事を掲載した。

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2019年3月13日、中国新聞網は、エチオピア航空機墜落事故の捜索活動に参加した中国人救助隊員を紹介する記事を掲載した。

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10日、ケニア・ナイロビ行きのエチオピア航空機がエチオピア・アディスアベバの空港を離陸後間もなく墜落し、中国人8人を含む乗員・乗客157人全員が死亡した。中国の救援隊員の1人として現場に駆け付けた趙志偉(ジャオ・ジーウエイ)さんはこの事故で友人を亡くした。

現場に到着した趙さんが見たのは、真っ黒な煙が立ち込める光景だった。機体は見る影もなく、辺り一面に飛行機の部品が散らばるとともに、犠牲者の遺体や荷物の残骸が散乱していた。身の毛もよだつような悲惨な光景が広がる現場は、「ほんの少しいるだけで発狂しそうなほど」だったという。

重機の音だけが響く中、趙さんを含む救助隊員たちはただひたすらに捜索活動を進めた。すると、趙さんは4~5歳と思われる子どもの手を見つけた。当時の様子を語る趙さんは、苦悩に言葉を詰まらせた。

その後も廃墟の中で必死に捜索を続ける趙さん。友人の最期を確認したい一心だったが、衝撃であらゆるものが木っ端みじんになってしまった現場では手掛かりすら見つからない状況だった。時間の経過とともに周囲に悪臭が立ち込め、頭上にはカラスが飛び回り始めたが、それでもあきらめずに友人の亡きがらを探した。

しかし、残念ながら友人の顔を見られないまま、3月12日に捜索活動は終了。真っ赤に日焼けした趙さんは目に涙をうかべ、むせびながら「犠牲になった友人のために何かしたい、遺品を見つけたいと思ったが、どうしても見つからなかった。非常につらい」と語っている。(翻訳・編集/川尻

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