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2007年3月31日、立ち退きを拒み続けている楊武さんについて、区人民政府が記者会見を開いた。その席上、裁判所が強制排除の決定を下したことを発表した。
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2007年3月31日午前10時、重慶市九龍坡区人民政府は「史上最強の居座り」問題について記者会見を開いた。その席上九龍坡区区長の黄氏は、立ち退きを断固拒否している楊武さんに対し、前日の3月30日午後、すでに裁判所が通告を出していると発表した。
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その内容は「4月10日までに自主的に退去せねば強制排除する」というもの。しかし区人民政府としては楊武さんの意見や立場を尊重して、あくまでも話し合いでこの問題を解決したいとし、そのためにぎりぎりまで最大の努力を惜しまないとも述べた。
この九龍坡地区の建物の80%が1950年代以前に建てられたもので、これまでに何度も建物の倒壊や失火が発生し、とても危険な状態だったという。今回の立ち退きは、すべて居住者と近隣住民の生命と財産を守るための正しい措置であったと、黄区長は説明している。4月10日まで楊武さんがどう出るか、世間の注目が集まっている。(翻訳/編集・本郷智子)