<全人代>習主席、全人代福建代表団の審議に参加

CRI online    2019年3月11日(月) 12時50分

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習近平国家主席は10日、全国人民代表大会福建代表団の審議に参加した際、地道に企業活動を展開してきた民営企業家を称賛しました。

習近平国家主席は10日、全国人民代表大会福建代表団の審議に参加した際、地道に企業活動を展開してきた民営企業家を称賛しました。全人代代表の丁世忠氏は、時価総額が世界第3位のスポーツ用品メーカー「安踏」の経営者でもあります。丁氏は、「福建省の民営企業はしっかりと実業を守り、イノベーションによる成長を推し進めている」と話した上で、自身の率いる安踏社の年商が2001年は3億元未満だったのが、2018年には241億元にまで成長したことを紹介しました。

それを聞いた習主席は「企業の経営や事業を行うことは、単なるお金を稼ぐということだけではない。実体経済はうそ偽りや心に雑念がない状態で取り組むことが求められる。これこそが本来のやるべきことなのである」と称賛しました。

福建省は中国では真っ先に開放政策に踏み切った省で、民営経済の大省でもあります。習主席はまた、「革新、起業と創造に利する良好な発展の環境を絶えず整え、社会全体の革新、起業と創造を最大限に活性化させる原動力を放ち、大きな世界的変革における中国の影響力と競争力を絶えず強めていく必要がある」と強調しました。その上で、「若者と中小企業の発展に有利な条件を提供するよう」言及しました。

福建省で17年間勤務した習主席は、台湾情勢に大変明るい人物です。中国共産党第18回全国代表大会が開かれた後、習主席は台湾の関係者との会談をはじめ、多くの場で台湾関連の談話を発表し、外部から高く注目されています。

習主席は席上、「海峡両岸の融合発展について新たな道筋を模索する必要がある。両岸は経済と貿易協力の円滑化、インフラ施設の連結、エネルギーと資源の相互調達、産業標準の共通化を高めて、福建省を台湾同胞が大陸に入る際の最初の家にしてほしい」と述べました。

今年は『台湾同胞に告げる書』の発表から40年に当たります。習主席は年初の記念大会で挨拶した時にも、両岸の融合発展を深め、平和的統一の土台をしっかりと固めていくことを強調しました。そして、「これからも率先して、台湾同胞とともに大陸の発展のチャンスを分かち合っていく」と示しました。それを踏まえた上で習主席は再び10日に、「大陸の民衆に奉仕するのと同じように台湾同胞に福祉をもたらしていく。関連の措置を実行すると同時に、台湾同胞の声に耳を傾け、台湾の民衆にプラスになる政策や措置の更なる導入を引き続き研究していく」と表明しています。

福建省はまた中国の著名な老区の一つです。20世紀の戦時中、老区は中国共産党が創設した革命根拠地で、新中国の成立に大きな貢献を果たしました。一方、立地の制約上、多くの老区は経済、社会の発展が比較的立ち遅れています。中国共産党第18回全国代表大会の後、習主席はたびたび調査、視察のために老区を訪れ、中国最高指導者として、習主席は終始、老区の人々の生活を気にかけています。習主席は10日、福建省代表団の審議に参加した際、「老区人民にはより幸せで、素晴らしい生活を送ってもらう必要がある」「老区の発展を速めて、老区の民衆に改革開放の成果を享受してもらえるようにする」としばしば言及しています。

習近平主席がまた、「今年は新中国成立70周年にあたり、水を飲む時に源のことを思い出して、老区の人々を決して忘れてはならず、老区が全面的な小康社会づくりにおいて置き去りにならないよう確保する」と表明しました。(Yan、星)

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