北京冬季五輪レガシー戦略計画が確定 持続可能性を追求

人民網日本語版    2019年3月11日(月) 17時50分

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北京冬季五輪組織委員会はこのほど、「2022年北京冬季五輪・冬季パラリンピックレガシー戦略計画」を発表した。

北京冬季五輪組織委員会はこのほど、「2022年北京冬季五輪・冬季パラリンピックレガシー戦略計画」を発表した。同計画に基づき、2022年北京五輪の遺産(レガシー)をめぐる取り組みは五輪の競技と都市との良好な相互連動、ウィンウィン、発展の「北京プラン」を打ち出すために努力を重ねているという。

同委計画建設部の劉玉民部長は同計画の発表会で、「北京は『夏と冬の五輪を開催した都市』になり、会場とインフラ建設をはじめとする五輪のレガシーが非常に豊富で、北京冬季五輪は2008年夏季五輪の数多くのレガシーを最大限利用することになる。冬季五輪北京エリアには競技場と競技場以外の会場が合わせて13カ所あり、このうち11カ所は08年五輪のレガシーだ」と述べた。

劉部長の説明によると、「冬季五輪延慶エリアは小海■(土へんに它)山に添って建設され、エリア全体の計画設計の中では、『山林の中の会場、生態環境に配慮した五輪』というコア設計理念を受け継ぐものになり、建設後は『世界トップレベルのスキー競技センター、人々にサービスを提供する氷雪レジャーリゾート地』になる。このエリアの3つの会場の恒久的施設は五輪後もすべて保存される。このうち国家高山スキーセンターはナショナルチームと国内外のプロチームの練習場や国際大会の会場になる。国家ボブスレーセンターは五輪後は一般向け体験コーナーを増設し、一般向け体験プログラムを打ち出す予定だ。延慶冬季五輪村は温泉レジャーホテルに改修され、またエリア内には多くのスキーコースが建設される予定だ」という。

生態環境保護の点でも、会場の後利用の点でも、北京冬季五輪は持続可能性を重視している。組織委のトップレベル専門家チームは革新性に満ちた姿勢で北京市と河北省の「グリーンスノースポーツ会場評価標準」を制定した。この標準は中国初のグリーンスノースポーツ会場評価基準であり、国内外におけるこうした標準の不足を補うものとなっている。また北京冬季五輪は開催エリアを都市グリーン電力網ですべてカバーし、これは五輪史上初の取り組みだ。(編集KS)

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