パナソニックが中国での「くらし空間」の健康環境研究で米系企業と戦略提携、その他

Record China    2019年3月7日(木) 9時40分

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パナソニックは、米系中国法人のデロス中国と、住宅やオフィスなど中国における「くらし空間」での健康環境の研究・実証の共同推進について戦略的提携を締結した。写真は北京市内に開設される「ウェルリビングラボ中国」の実験室イメージ。

パナソニックは、米系中国法人のデロス中国と住宅やオフィスなど中国での「くらし空間」の健康環境の研究・実証の共同推進について戦略的提携を締結した。 / 住友商事は同社香港法人を通じて、中国でCRM事業を展開するスタートアップ企業に出資。 / SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「IMADA MARKET」は香港に進出する。

●パナソニック、中国での「くらし空間」の健康環境研究で米系企業と戦略提携

パナソニックは、人の健康に着目した建物評価指標「WELL認証」を開発したデロス(本社・米国)の中国法人であるデロス中国(本社・北京市)と、住宅やオフィスなど中国での「くらし空間」での健康環境の研究・実証の共同推進について戦略的提携を締結した。2019年3月6日付で発表した。

デロス中国が北京市内に開設する「ウェルリビングラボ中国」で、パナソニック製品が導入される実際の空間において、パナソニック提案する健康環境の実証実験を行う。

中国でも建物の利用者の健康や快適性への配慮が求められてきており、「WELL認証」への関心が高まっているという。大気汚染が社会問題化していることなどから中国政府は健康に配慮した建築への取り組みを強化しており、健康建築市場が大きく拡大していく可能性が高まっている。

●住友商事、中国でCRM事業を展開するスタートアップ企業に出資

住友商事株は6日、アジア地域におけるコーポレート・ベンチャー・キャピタルであるSumitomo Corporation Equity Asia(本社・香港)を通じ、中国において小売業者および消費財ブランド向けに顧客データの分析に基づき顧客との関係を構築するCRM事業を展開するYo-renに出資したと発表した。

Yo-renは、コンビニなど中国で事業展開する日系の小売企業向けに、会員アプリ等の顧客サービスプラットフォームを開発・運用している。住友商事は、Yo-renの技術やノウハウを活用し、住友商事グループの小売事業のデジタルトランスフォーメーションを推進する。また、住友商事グループであるティーガイアも同ラウンドで出資を行っており、Yo-renと東南アジア地域においてCRM事業分野で協業し、Yo-renの東南アジア展開をサポートする。

●IMADA MARKETがブランドリニューアル、香港進出も

SHIBUYA109エンタテイメントは6日、同社が運営する「IMADA MARKET」がリニューアルを実施し、29日には同社が運営する「SHIBUYA109(香港・ハーバーシティ)」にも進出すると発表した。

「IMADA MARKET」は個人やインフルエンサー、スタートアップ企業などを対象とした、オムニチャネル販売が可能なインキュベーション(事業支援)プラットフォーム。東京都渋谷区のSHIBUYA109に2017年4月に開設し、開設2年を控えてこのほどリニューアルオープンした。支援対象に日本国外での活躍の場も提供するために、香港での開設を決めた。(翻訳・如月隼人

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