中国の対外投資、史上最高を記録―会計事務所

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8日、2012年の中国の対外投資額は652億ドルに達し、過去最高となった。写真は中国がカンボジアで投資・建設している橋。

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2013年2月8日、新華社によると、世界的に有名な会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は6日、研究報告書を発表。2012年の中国の対外投資額は652億ドル(約5兆8680億円)に達し、過去最高となった。2013年も引き続き増加する見通し。

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報告によると、欧州経済の低迷、ユーロ圏の金融不安、中国経済の成長鈍化などの影響を受け、昨年中国の国内投資は減少し、企業の合併・買収(M&A)件数は前年比21%減となった。投資額も28%減の971億ドル(約8兆7390億円)となり、5年ぶりの最低となった。国別に見ると、中国国内でのM&A件数が最も多かったのは2011年に引き続き日本だった。取引額が最大のM&Aを行ったのは米国と欧州だった。

PwCの中国投資総務を担当するThierry Charpentier氏は「海外の投資家は対中投資への興味を失ったわけではない。中国経済の成長の見通しが明確化し、新指導者による執政が軌道に乗り、外部経済の回復が加速するに伴い、中国の国内投資は2013年に上昇に転じるだろう」と指摘した。

同報告はまた、「昨年、中国の対外投資プロジェクト件数は前年比やや減少したが、投資額は54%増と大幅に増えた。中でも、民間企業の対外M&A取引額は171%増となった。ここから、民間企業が中国の対外投資において、今後ますます重要な役割を果たすことがわかる」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/TF)



   

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