春節とバレンタインデーが「衝突」、ネット通販に影響も―中国

Record China    2013年2月9日(土) 20時30分

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7日、春節期間、宅配業者の「半休業」状態により、バレンタインデーのネット通販市場に影響が生じる可能性が高い。写真は純金製のバラ。

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2013年2月7日、北京商報によると、春節(旧正月、今年は2月10日)期間、宅配業者の「半休業」状態により、バレンタインデーのネット通販市場に影響が生じる可能性が高い。記者が取材したところ、今年のバレンタインデーは春節の長期休暇と重なるため、宅配業者の輸送力が不足し、例年のバレンタインデー期間にネット通販でよく売れるチョコレートや花束などのプレゼントが巻き添えを食う可能性があることが分かった。

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ネット通販最大手の淘宝網を閲覧したところ、手作りチョコレートを手がける店舗の多くは「休暇に関する連絡」を掲載しており、2月17日頃に運営を再開するとしている。ネット通販の消費者は春節期間、通常通りに出荷できるが割高な順豊速運(S.F.Express)かEMSを選択するしかない。これらの企業はまた、サービス料を別途求める可能性がある。淘宝網の某店主は「春節期間に宅配業者の多くは半休業状態になるため、手作りチョコをオンラインで購入しようと計画していた消費者は実店舗で購入するしかない」と語った。

業界関係者によると、チョコレート大手は今年、バレンタインチョコのセット商品を販売しており、価格は約100元(約1500円)と、昨年とほぼ同水準だ。しかし春節期間に多くの宅配業者が半休業状態になるため、ネット通販を利用する場合はEMSか順豊速運しか選択できず、配達料金が割高になり消費者の負担が増す。ショッピング検索サイト「幇5買」のデータによると、チョコレートの取引件数は前週より2割減少しており、前年同期比で約3分の1減となっている。同サイトの関係者は「今年のネット通販によるチョコレートの取引件数は春節期間にさらに減少する」と予想した。

チョコレートと同様、花束のネット通販も影響を受けている。オンライン花屋「熊的花園」の店主は「一人当たりの購入額が500元(約7500円)以上に達するため、他省への配達はこれまで通りFedExか順豊速運を利用する」と語った。しかし両社は今年の春節の業務調整を行った。FedExは2月9日から11日に休業し、順豊速運は2月12日から24日に他省への即日配達を停止する。宅配便がスムーズに届かないことから、今年のバレンタインデー期間、花束のネット販売がある程度減少することが予想される。

例年のバレンタインデー前は、春節後初の小規模な宅配ピークを迎える。しかし今年はバレンタインデーと春節の長期休暇が重なるため、今回のピークが故意に遅らされている。業界関係者は「宅配業者の営業再開日、ネットショップの出荷開始日が2月17日頃となっている。今年はバレンタインデーと春節の長期期間が重なるため、例年の小規模な宅配ピークはより深刻になる可能性がある」と予想した。(提供/人民網日本語版・編集/TF)

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