89.4%が「AIは5年以内に着実に応用される」との調査結果―中国メディア

人民網日本語版    
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中国青年報社がメグビーと共同で実施した調査によると、回答者の89.4%が、「AIは今後5年以内に着実に応用される」と考えていることが明らかになった。資料写真。

中国青年報社がメグビー(曠視科技)と共同で実施した調査によると、回答者の89.4%が、「AIは今後5年以内に着実に応用される」と考えていることが明らかになった。また、47.3%は、「産学協同研究の立ち遅れが、AI技術応用における最大の難問」との見方を示し、「ハイレベルの人材が不足していることが、AI産業発展の足かせとなっている」とした人は57.1%に達した。今回の調査には2006人が参加し、そのうちAI業界の関係者が3.5%を占めた。

■AI産業の着実な応用における「最後の関門」は?―「産学共同研究」が47.3%

現在のAI産業の着実な応用に関する具体的な分野について尋ねたところ、「自動運転(53.7%)」を挙げた人が最多で、「AIロボット(53.4%)」と「スマートホーム(44.8%)」がこれに続いた。このほか、「スマート医療(40.7%)」、「スマート設備(35.3%)」、「AI教育(30.9%)」といった回答も見られた。

「AI産業の着実な応用における『最後の関門』は?」という質問に対しては、「産学協同研究」と答えた人が最多で47.3%を占めた。このほか、「AI製品に対する消費者の受容度(47.0%)」、「AI企業の各業界に対する理解度不足(46.6%)」、「応用可能な範囲が限られている(41.7%)」、「異なる業界へのクロスボーダーに対する応用障壁が高い(39.9%)」、「スパンが長く、試行錯誤のためのコストが高い(32.7%)」、「関連知識がなかなか普及しない(21.8%)」などの回答が見られた。

「中国のAI産業と世界トップレベルとの差はどのようなところにあるのか?」という問いについては、「ハイレベル人材不足」と答えた人が57.1%、「教育資源と教育レベルにばらつきがある(51.3%)」がこれに続いた。3位は「基礎科学の研究と核心技術の突破に立ち遅れがある(45.1%)」だった。

■「AI産業の発展をサポートするのに必要な政策は?」-58.7%が「人材発展を保障する政策」

「AI企業の経営を発展させる上でどのような問題があるのか?」との質問に対する回答としては、多いものから順に、「ハイレベル人材不足(53.0%)」、「研究開発資金の投入不足(48.8%)」、「データ資源不足(41.0%)」、「ハードウェアの計算力不足(36.2%)」、「製品能力不足(29.5%)」などが挙がった。

「AI産業の発展をサポートするためにはどのような政策が必要か?」については、「人材発展を保障するような政策の登場を望む」とした人が58.7%を占めた。このほか、「一流レベルのAI専攻学科を設立する(56.9%)」、「政府・企業が協力して国家科学研究プロジェクトを立ち上げる(50.2%)」、「中小企業に対する資金的な援助を行う(37.0%)」、「多層レベルの人材育成システムを構築する(47.4%)」、「自主知的財産権に対する支援を実施する(26.7%)」などの回答が得られた。

■AI関係者が選んだ「AIに取って代わられる職業トップ3」は「シナリオライター」「番組キャスター」「ホールスタッフ」

将来、どのような職業がAIに取って代わられるのだろう?首位に挙がったのは、「ホールスタッフ」で49.3%、2位は「受付(42.3%)」、3位は「ガードマン(40.2%)」だった。4位以下は順に、「宅配員(35.4%)」、「番組キャスター(35.2%)」、「シナリオライター(22.8%)」、「報道記者(18.4%)」。「医師(10.9%)」や「教員(11.0%)」、「画家(8.3%)」などはその順位が低かった。

さらなる分析を進めた結果、AI業界関係者が「将来AIに取って代われられる」と予想する職業トップ3は、順に、「シナリオライター(34.3%)」、「番組キャスター(31.4%)」、「ホールスタッフ(22.9%)」だった。一方、彼らが「最も取って代わることが難しい職業」としたのは「報道記者(11.4%)」だった。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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