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深せん市に住む成人の5人に1人が心の病を抱え、国内で最もストレスの多い都市であることがわかった。
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2007年3月30日、深せん市に住む成人の5人に1人が心の病を抱えていることが衛生局などの調査でわかった。18歳以上の居住者約7000人を抽出し、調査を行ったところ、一生のうち一度でも心の病にかかる人の割合が21.19%に上った。つまり18歳以上の全居者約777万人に換算すると、およそ165万人が何らかの心理的トラブルを経験していることになる。
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この数字は他の大都市と比較して最も多い。心理学の専門家は、同市が他地域から来た「移民」が多く、心のよりどころが持てない人が多いことや、都市の発展のスピードに追いつけない、過度の競争社会にさらされている、などストレス過多が原因だと分析している。
同市衛生局はこの結果を重く受け止め、今後、精神衛生に関する条例を整備し、医療体制の充実、悩みの相談を医療保険の対象にする、などに取り組む。(翻訳編集・WF)