世界経済に衝撃を与える中国の旧正月―米紙

Record China    2013年2月9日(土) 19時21分

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7日、米紙USA TODAYは記事「世界経済に衝撃を与える旧正月の祝日」を掲載した。中国とアジア系米国人の力が増すにつれ、アメリカにおける旧正月の重みも増しているという。写真は山東省青島市の正月飾りを売る市場。

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2013年2月7日、米紙USA TODAYは記事「世界経済に衝撃を与える旧正月の祝日」を掲載した。米華字メディア・米国中文網が伝えた。

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米国にはさまざまな民族や宗教にまつわる多くの祝日がある。法定休日であろうがなかろうが、多くの米国人がそうした祝日を祝っている。ゆえにその祝日に参加する人の数は、ある文化が米国に与える影響力の指標と言えるだろう。セントパトリックス・デーはもともとアイルランドの祝日だが、米国各地で祝われている。また、マーティン・ルーサー・キング、ジュニア・デーもアフリカ系黒人コミュニティーを超えた祝日となっている。

そして今、中国の旧正月も大きなインパクトを持っている。今年は2月10日が旧正月だが、中国の長期休暇が品切れにつながることのないよう、米国の小売メーカーはサプライチェーンの調整を迫られた。また、米国にとっては対中貿易赤字を減らすチャンスだ。2007年以来、旧正月がある第1四半期は米国の対中貿易赤字が最も少ない時期となる。これに比べれば、全米が熱狂するアメリカンフットボールの決勝戦スーパーボウルの経済効果など微々たるものだ。

アジア系米国人の数は急速に伸びており、しかも高収入、高学歴の人が多い。ゆえに大手企業で旧正月を知らない会社はないだろう。米国が旧正月を公的な祝日とする日はまだまだ先かもしれないが、アジア文化はすでに米国人とその経済に大きな影響を与えている。今後、旧正月を祝う人の数が増えていくが、それはアジア系米国人の強大な経済力を証明すると同時に、アジア系文化が米国の生活の一部分になったことをも証明するものとなる。(翻訳・編集/KT)

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