米中貿易戦争、最終段階に入ったが簡単には終わらない―米メディア

Record China    2019年3月6日(水) 6時10分

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4日、米華字メディア・多維新聞は、「米中貿易戦争は簡単には終わらない」と指摘する米ブルームバーグの記事を取り上げた。写真は広東省中山市の国際貨物用埠頭。

2019年3月4日、米華字メディア・多維新聞は、「米中貿易戦争は簡単には終わらない」と指摘する米ブルームバーグの記事を取り上げた。

多維新聞によると、ブルームバーグは同日付の記事で「米中の貿易交渉は最終段階に入った。今月の会談でトランプ大統領、習近平(シー・ジンピン)国家主席が合意文書に署名する見込みがある。しかし、これは米中貿易戦争の終結を意味しない」と指摘。中国に対する関税撤廃で米国が譲歩するかどうかは不透明、中国が承諾した内容の履行状況が「鍵」になるとの見方を示しており、多維新聞はこの記事を「米中貿易戦争はそう簡単に終結せず、解決せねばならない二つの難題」とのタイトルで報じた。

ブルームバーグは、ライトハイザー通商代表の「合意をめぐってはやるべき仕事がまだある。合意は中国政府の履行を確保するものになる」という先日の発言を取り上げ、「その数日後にトランプ氏は中国との交渉を放棄する可能性があると警告した」と説明。「中国は昨年課された2000億ドル(約22兆3800億円)相当の品への追加関税撤廃を希望しているが、トランプ氏が一部あるいは全てを撤廃するかは現時点では不明」とし、政府内から「関税は北京が全ての承諾を履行した後に撤廃すべき。これには数カ月から数年がかかるだろう」との声が出ていることも指摘したという。

多維新聞はこの他、米ウォール・ストリート・ジャーナルの「障害は存在するが交渉は進展を見せた。習氏はイタリア、フランス訪問を終えた後、トランプ氏と会談を開くだろう。時間はおそらく3月27日ごろだ」という報道や、米ニューヨーク・タイムズの「トランプ政権は中国との関税引き下げに関する貿易協定に近づいている。だが、中国経済の実質的変化という米国の当初目標の達成には貢献しないだろう」という報道なども併せて紹介している。(翻訳・編集/野谷

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