護衛艦「しらぬい」就役に専門家「周辺国は警戒高めよ」―中国メディア

Record China    2019年3月5日(火) 23時0分

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5日、中央人民ラジオ局のウェブサイト央広網は、海上自衛隊の護衛艦「しらぬい」が就役したことについて、周辺国家は強く警戒すべきとする専門家の意見を伝えた。写真はあさひ型護衛艦(出典:海上自衛隊ホームページ)。

2019年3月5日、中央人民ラジオ局のウェブサイト央広網は、海上自衛隊の護衛艦「しらぬい」が就役したことについて、周辺国家は強く警戒すべきとする専門家の意見を伝えた。

記事は、三菱重工長崎造船所が2日に海上自衛隊に対して「あさひ」型の2番艦である「しらぬい」を引き渡したと紹介した。

その上で、同ラジオ局の軍事ウオッチャーである尹卓(イン・ジュオ)氏が「しらぬい」について「多用途のミサイル護衛艦であり、新型の対潜装備を搭載し、海上捜索、対空警戒、対艦対潜などさまざまな任務を担当することができる。一方で、多用途を強調するあまりそれぞれの点において不十分な部分があり、対潜や防空などの分野で想定された役割を発揮できるかどうかは分からない」との見方を示したことを伝えた。

尹氏は、「海上自衛隊は水上艦艇を大型化、遠洋化しつつある」とし、「その背景には将来的に空母を保有し、空母を中心とした編隊を組もうとする狙いがある」と指摘。さらに、「現在の傾向は、アジア太平洋ひいては世界の安全、安定に悪影響を及ぼし得るものだ。日本が真珠湾攻撃を仕掛けたのは海軍が最初であり、その後の東南アジアへの攻撃も海軍が始めたことを忘れてはならない。艦船の大型化、遠洋化は日本の海外への干渉能力、進攻能力の向上を意味するものであり、これは周辺国にとっては良い知らせではない」と論じた。(翻訳・編集/川尻

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