日本のコーチが語った中国サッカーに足りないもの、中国ネットで賛同の声!

Record China    2019年6月19日(水) 17時50分

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中国のサッカー専門メディアの「中国足球報道」は13日、「日本のユースコーチが語った:中国サッカーに足りないのは教育」と題する記事を掲載した。写真は中国のサッカー少年。

中国のサッカー専門メディアの「中国足球報道」は13日、「日本のユースコーチが語った:中国サッカーに足りないのは教育」と題する記事を掲載した。

記事は、元北京国安の選手で、現在は八喜足球倶楽部の代表を務める郭維維(グオ・ウェイウェイ)氏が、日本のユースチームのコーチらと話し合う中で指摘された中国サッカーの問題点を挙げた。

日本のコーチからは、「中国サッカーは成果を出すことを急ぎすぎて、ユース年代の育成がおろそかになっている」「選手の失敗を深刻に考えるのではなく、多くの失敗を経験させることで成熟していく」などの指摘があったという。

また、中国のチームを指導したことのあるコーチからは、「中国の若い選手の中にはサッカーだけに没頭し、学業をおろそかにしている子どももいる」との指摘があったといい、「プロになれる選手は少数。(日本で)プロになれなかった選手は、起業したり、教師になったり、指導者になったり、記者になったり、普通のサラリーマンになる人もいる。教育がしっかりされていなければ、仕事をしていくのも大変。サッカーを通じて、全面的に成長することが大事」との考えが示されたそうだ。

このほか、中国の子どもを指導したことのあるコーチからは、「中国の保護者は子どもの荷物をすべて持ってあげるなど、甘やかす傾向がある。練習中に子どもに指示したり、大声で叫んだりする親もいる。練習の邪魔になることもあるし、選手たちの創造性と個性を奪ってしまう」という指摘も出たそうだ。

これに対し、中国のネットユーザーからは、「同意する」「これは本当のことだ」「確かにその通り。20歳までサッカーだけやって、プロになれなかったら何をすればいい?。教育は本当に重要」など、賛同する声が多く寄せられた。

また、「日中サッカーの差は教育。では、日中教育の差は何だろうか?」という疑問には、「体制の違いだろう」「管理する人の差かな」「中国の教育は有能な人材を生み出すためのものではなく、使いやすい人材を生み出すためのもの」といった返信が寄せられた。

ほかにも、「中国の教育問題はサッカーだけでなく、あらゆる面に表れている」「成果を急ぐのは現代の中国人の国民病」「役人が支配する体制が変わらない限り、中国サッカーは変わらないよ」などと指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/北田

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