中国にある「線路のない高速鉄道駅」って何?―中国メディア

Record China    2019年3月6日(水) 7時30分

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観察者網は4日、「線路のない高速鉄道駅」について紹介する記事を掲載した。写真は無軌道駅の看板。

交通インフラの整備が急速に進む中国に「線路のない高速鉄道駅」があることを知っている人はどれぐらいいるだろうか。観察者網は4日、こうした「高速鉄道無軌道駅」について紹介する記事を掲載した。

記事によると、無軌道駅が最初に登場したのは中国南部に位置する広西チワン族自治区百色市の凌雲県。無軌道駅とは最寄りの高速鉄道駅までの直行バスが出る施設で、通常は高速鉄道が通っていないエリアに設置される。鉄道利用者はここでバスを待つだけでなく、高速鉄道の切符を買うことも可能だ。

交通事情が極めて悪い凌雲県では2016年12月19日に無軌道駅の供用が始まり、人々の移動時間は大幅に縮まった。これまではバスを乗り継いで最寄り駅まで行く必要があったからだ。一例を挙げると、広東省広州市までの移動時間は以前の10時間以上から7時間程度に短縮されたという。

記事は「無軌道駅のおかげで広西の多くの地域が高速鉄道ネットワークに組み入れられた」と説明し、「交通の利便性アップが観光客、ビジネス客の呼び込みにもつながる。人々の地元での就職を後押しし、脱貧困の早期実現も促してくれる」と指摘している。(翻訳・編集/野谷

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