共産国時代の秘密警察トップを中国大使館が表彰―ルーマニア

Record China    2013年2月7日(木) 18時40分

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6日、BBCによると、ルーマニアの首都ブカレストにある中国大使館が今月3日、「中露両国の友好関係樹立に多大な貢献をした」として、チャウシェスク政権下の秘密警察でトップだった人物を表彰した。写真はブカレスト。

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2013年2月6日、英公共放送BBCによると、ルーマニアの首都ブカレストにある中国大使館が今月3日、「中露両国の友好関係樹立に多大な貢献をした」として、チャウシェスク政権下の秘密警察でトップだった人物を表彰した。6日になってようやく、この事実が報じられている。中国・環球時報が7日付で伝えた。

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中国大使館から表彰されたのは、ルーマニア社会主義共和国時代の秘密警察「セクリタテア」、正式名称・国家保安部で最後の長官を務めたユリアン・ヴラド氏(任期:1987〜1989年)。1989年に当時のチャウシェスク政権が崩壊したルーマニア革命の後、懲役25年の刑に処されたが、4年後に釈放された。セクリタテアの歴史は現在でも、ルーマニア国内では闇に葬られたままであるという。

共産国家としての終焉を迎え、EUの一員となった現在でも、ルーマニアと中国の関係は緊密。ヴラド氏は現在、両国の橋渡しをする友好団体の副代表を務めているという。受賞に際しては、「中国が1970〜90年代に国際社会における相応の地位を獲得していく過程にあたり、ルーマニアは中国の合法的努力をずっと支持してきた」と発言している。(翻訳・編集/愛玉)



   

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