米韓が大規模軍事演習を中止、韓国メディアは…

Record China    2019年3月4日(月) 10時20分

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4日、環球時報は、毎年春に行われる大規模な米韓合同軍事演習を中止することを発表した背景について、韓国メディアの報道を中心に紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年3月4日、環球時報は、毎年春に行われる大規模な米韓合同軍事演習を中止することを発表した背景について、韓国メディアの報道を中心に紹介する記事を掲載した。

米国のシャナハン国防長官代行と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は2日に電話で会談し、今年より「フォール・イーグル」と「キー・リゾルブ」の米韓軍事演習を中止することを決めた。毎年春に行われてきた二つの演習は、秋に行われている「乙支フリーダムガーディアン」と合わせて米韓3大軍事演習とされており、いずれも北朝鮮を仮想敵として韓国軍と在韓米軍、在日米軍、米本土の軍人が参加して大規模な軍事演習が展開されてきた。

韓国メディア・ソウル経済によれば、両演習とも完全に取りやめる訳ではなく、「キー・リゾルブ」は「19‐1演習」として期間と規模を大幅に縮小し、「フォール・イーグル」も小規模部隊を単位とする機動演習に切り替えるという。

記事は、米韓両国の国防相が、演習の調整は朝鮮半島問題の緩和を期待するものであるとの見解を示す一方で、今後も演習や訓練を通じて軍事応対体制を維持していく考えであると伝えた。また、両国メディアからも「米朝首脳会談後にこの決定が出されたことは、非核化協議をアシストするためだ」との見方が出ているとした。

一方で、韓国・ニューシスは3日付の報道で、トランプ米大統領が2月28日の記者会見で「私は前から(米韓)軍事演習をやめるつもりだった。なぜなら、毎回の軍事演習にかかる費用が1億ドル以上だからだ。これは不公平だと感じている。韓国も費用を一部負担すべきだ」と語ったことを挙げ、今年上半期中に行われる11回目の米韓防衛費分担交渉に向けて韓国に圧力をかけるものだと伝えている。(翻訳・編集/川尻

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