日中共同開発のスマートヘルメット、東京マラソンで初使用―中国メディア

Record China    2019年3月4日(月) 14時40分

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3日、中国メディアの新華網は、同日に開催された東京マラソンで中国と日本が共同開発したスマートヘルメットが初めて使用されたと報じた。

2019年3月3日、中国メディアの新華網は、同日に開催された東京マラソンで中国と日本が共同開発したスマートヘルメットが初めて使用されたと報じた。

記事は「世界6大マラソン大会の一つ、東京マラソンが3日午前、小雨の中行われ、過去最多の約3万8000人が参加した。今大会では後方支援でも少なくないイノベーションがあった。そのハイライトの一つが、中国と日本が共同開発したスマートヘルメットによる緊急指揮システムだ」と伝えた。

記事が紹介したのは、中国の第一反応(First Respond)社と日本の国士舘大学、東京マラソン財団が共同開発した、通信機能とGPS、カメラを内蔵した「救急救命士用ヘルメット」だ。

記事は「このヘルメットにより、救護本部は隊員の位置情報を把握し的確な指示が可能となり、要救護者はすぐに専門的な救護を受けることができる。今大会では計35の救急救命士用ヘルメットが配備された」と伝えた。

そして、「第一反応は、マラソン大会などの救援サポートを提供している中国のハイテク企業であり、中国陸上競技協会マラソン委員会の医療サービス提携団体でもある。中国のテクノロジー企業が東京マラソンの後方支援に参加するのは13回目で初めてのことだ」「第一反応の創業者、陸楽(ルー・ラー)氏によると、2月24日に行われた静岡マラソンで1人のランナーが心肺停止状態になった。救護本部は直ちに発生地点に最も近い2組の救急隊員のヘルメット通信システムを遠隔起動して彼らを現場に急行させ、本部も映像を通じてリアルタイムで現地での行動を指揮するなどして救護に成功した」「東京マラソンの救護チームを指揮した国士舘大学の田中秀治教授によると、中国と日本が共同開発したハイテクスマートヘルメットはこれまでに日本で開催されたマラソン大会で心肺停止状態になったランナー3人を救っている」などと紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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