日本の美しさ伝える「2018訪日中国人観光写真動画コンテスト」授賞式

人民網日本語版    2019年3月1日(金) 22時0分

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北京市にある人民日報社新媒体大楼のスタジオで2月28日、「2018環遊日本-訪日中国人観光写真動画コンテスト」の授賞式が行われた。

北京市にある人民日報社新媒体大楼のスタジオで2月28日、「2018環遊日本-訪日中国人観光写真動画コンテスト」の授賞式が行われ、横井裕・駐中国日本国大使や朱丹・中国日本友好協会副秘書長、唐維紅・人民網副総裁、服部真樹・日本政府観光局北京事務所所長らが出席し、挨拶を述べた。人民網が伝えた。

横井大使は挨拶の中で、コンテストに参加した人々に向けてその素晴らしい作品を通じて、日本の魅力を中国の人々に伝えたことに対し、感謝の気持ちを述べた。また訪日中国人観光客は昨年も引き続き安定して増加し続け、延べ838万人に達する記録を更新し、今年1月からは大学生や訪日リピーターに対するビザ緩和を実施し始めていることから、今後さらにその数が拡大することに期待しているとした。

横井大使は、応募された作品はいずれも中国の人々の日本に対する理解と触れ合いがかつて無いほど深く、裾野が広いものになっていると強く感じたとし、これらがさらに多くの中国の人々の目に触れることで、新たな交流を導き、相互理解と相互信頼を深める呼び水になることを期待しているとした。

「環遊日本-訪日中国人観光写真動画コンテスト」は2010年のスタートから人民網の優れたメディア伝播プラットフォームを通じ、また中日両国の有識者たちからの多大な支持と協力を得て、中国各地だけでなく、米国、韓国、ニュージーランドなどの華人1千人以上が参加し、日本全国津々浦々までを題材として撮影する大規模な撮影コンテストへと成長を遂げている。

朱丹副秘書長は、「コンテストはニューメディアとしての優位性を大いに発揮し、インターネット+のスタイルで撮影を愛する人々にシェアとプラットフォームを提供している」とし、このプラットフォームはより多くの中国の人々に日本を理解させるだけでなく、日本の人々にも中国の人々の審美眼や美学的な境地を紹介することになるとした。

今年は中日両国にとって中日青少年交流推進年にあたり、さらに両国はオリンピックと冬季オリンピックの開催も控えている。朱丹副秘書長は、「環遊日本-訪日中国人観光写真動画コンテスト」がインターネットという強大な伝播力を通じて、両国国民、特に青少年が好むスタイルで彼らの互いの国に対する興味や好感度を刺激することで、中日両国の友情により積極的な作用を及ぼすことを期待しているとした。

同コンテストは日本政府観光局が開催する「VISIT JAPAN」プロジェクトのうちの重要なイベントとして、昨年10月のスタートから幅広い撮影や旅行を愛する人々や人民網のユーザーたちから関心を集めてきた。同コンテストでは6000点近くの動画、写真作品が応募されており、撮影場所やテーマがバラエティに富んでいるほか、その視点も細やかという特徴を備えている。

人民網の唐維紅副総裁は、一枚の写真は千字の言葉に勝るとし、写真は言葉と文化という境界を越えて、両国の友情を結ぶ絆となるとした。古代から現在まで語り継がれてきた詩篇と現在の人々がネットを通じてシェアする写真は、単に記憶にとどめられる「モノ」としてだけでなく、一種の情感を表す記念として何物にも勝っているとした唐副総裁は、より多くの日本の人々にも中国を訪れ、中国の発展と変化を感じ取ってもらい、さらには同じく人民網が主催する姉妹イベントの「心に映る中国–訪中日本人観光写真コンテスト」にも積極的に参加してもらいたいとした。

約3カ月にわたる作品の応募と展示、そして李舸・中国撮影家協会主席、居楊・中国撮影家協会副主席、葉茂・日中写真交流協会副会長、李宏・北京第二外国語学院旅游科学学院教授、花子・新浪微博著名トラベルブロガー、佐渡多真子・ベテランフォトグラファーからなる審査委員による審査を経て、同コンテストは最終的に優秀作品14点を選出した。

服部真樹日本政府観光局北京事務所所長は、こうした作品の中で、撮影部門で特等賞を獲得した祭りを思う存分楽しむ人々を写した「楽しみに『浸る』」と1等賞の一面の銀世界に浮かぶ暖かい灯りが灯された小屋を写した「冷たい雪に包まれた暖かな小屋」に深い印象を受けたとし、「その祭りの躍動感あふれる瞬間や、雪国の純白の世界の中での沈黙と温かい人の営みなどを見事に切り取り、その場に居たからこその迫力と鮮やかさが伝わってきた」と称賛した。また服部所長は、「昨年は日中関係が正常な軌道に戻り、現在日本に関心を抱く中国人の裾野が広がっている。そうした意味で同コンテストが中国人訪日観光の促進に果たす役割はますます大きいと考えている」とした。

授賞式では動画部門と写真部門で特等賞に輝いた李瀚涛さんと柏燕秋さんがそれぞれ撮影のエピソードや日本旅行の感想を語り、会場の人々にシェアした。

授賞式にはこのほかにも呂克倹・元駐日本中国商務部公使や王家馴・在日中国企業協会会長、中国日本友好協会、中国社会科学院、中国中日関係史学会、日本国際協力機構北京事務所、日本国自治体国際化協会北京事務所、欧美同学会留日分会、日中経済協会、日本株式会社ChannelJ、日本新潟市北京事務所、人民中国雑誌社、中国国際放送局日本語部、北京外国語大学日本学研究センター、恭王府など中日両国の友好関係団体や企業、メディアなどから百名近くが出席した。

また授賞式開会前には葉蓁蓁・人民網総裁と横井大使が会談を行い、友好的な雰囲気の中、中日両国の青少年の文化やスポーツでの交流、インターネットプラットフォームを活用したインタラクティブなど双方が関心を抱く話題について意見の交換を行った。

同コンテストの授賞作品に関しては、3月2日から3月11日まで、人民網と日本政府観光局、株式会社ChannelJ、北京外国語大学日本学研究センターが提携し、北京外国語大学図書館の1階展示ホールで作品展を行い、人々により間近に作品を鑑賞する機会を提供する。(編集TG)

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