「3・1独立運動」100周年式典で日本批判控えた文在寅大統領、「協力の必要強調」と韓国メディア

配信日時:2019年3月2日(土) 18時30分
日本批判控えた文在寅大統領、「協力の必要強調」と韓国メディア
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「3・1独立運動」から100周年の1日、記念式典で演説した韓国の文在寅大統領は日本批判を控えた。韓国メディアは「朝鮮半島の平和のために両国が協力する必要があることを強調したとみられる」と報じている。写真は過去に行われた3・1独立運動記念集会。
日本の統治に抵抗して起きた1919年の「3・1独立運動」から100周年の1日、韓国文在寅大統領はソウルで開かれた記念式典で演説で、日本批判を控えた。韓国メディアは2019年3月2日付で、「韓日関係が冷え込む中、韓(朝鮮)半島の平和のために両国が協力する必要があることを強調したとみられる」と報じた。

式典会場となった光化門広場は、2016年秋に朴槿恵大統領(当時)の弾劾を求める「ろうそく集会」が開かれた場所だ。「3・1独立運動」の記念式典が行われるのは初めてで、韓国大統領府によると「主権在民を示す象徴的な場所」との理由で選ばれたという。

韓国政府は政府ソウル庁舎と別館、世宗文化会館、教保生命ビルなど広場周辺の建物外壁に大型の太極旗(韓国の国旗)を掲げ、広場の一帯を一つの巨大会場のように演出。約1万人の参加者は正午に一斉に万歳を叫び、100年前を再現した。

2018年の就任後初の記念式典は「歴史の現場」として抗日運動家らが投獄された「西大門刑務所」跡で開催。文大統領は演説で日韓が2015年末に解決で合意した慰安婦問題について「解決していない」として日本側の対応を非難し、竹島(韓国名・独島)の「韓国領有」も主張した。

今年の演説で文大統領は「歴史の立て直しこそが重要であり、(日本の統治に協力した)親日の残滓(ざんし)清算が課題だ。親日については反省し、独立運動は礼を尽くされるべきだという価値を正しく確立することが親日清算だ」と指摘。一方で「隣国との外交で葛藤の要因をつくろうというのではない。親日清算も外交も未来志向的であらねばならない」「今になって過去の傷をほじくり返し分裂させたり、隣国との外交で葛藤要因をつくったりしようとしているのではない」とも訴えた。

慰安婦問題や元徴用工判決などの日韓の懸案には直接触れず、「われわれは平和の韓半島という勇気ある挑戦を始めた。変化を恐れず新しい道に入った」と主張し、「新たな100年はこの挑戦を成功に導く100年」と力説。「韓半島の平和のために日本との協力も強化する」との方針を示した。しかし、懸案解決の道筋や具体策には言及しなかった。

文大統領の演説について、聯合ニュースは「前日終了した米朝首脳会談が合意に至らないまま終了し、南北と米国を中心に進めてきた韓半島平和プロセスが試練にぶつかった中、日本が韓半島の平和の建設的な貢献者として参加するよう促すメッセージを送ったとみられる」との見方を示し、「専門家の間では韓半島の冷戦終息という『現象の変更』に対し韓日間の戦略的利害が異なることはあり得るとの指摘も出た」として、「日本が否定的な役割を果たさないよう導くことを重視したとみられる」とも論評した。(編集/日向)
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