21世紀になって最悪水準に達した中国の格差、経済成長の障害に―中国メディア

Record China    2014年10月14日(火) 13時49分

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12日、中国新聞社は記事「研究者:中国の収入格差は21世紀になってから最大に」を掲載した。ジニ係数は国際的な警戒ラインを突破。このまま放置すれば経済成長の足を引っ張りかねないと危惧されている。写真は阜陽市の駅広場。出稼ぎ労働者で混雑している。

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2014年10月12日、中国新聞社は記事「研究者:中国の収入格差は21世紀になってから最大に」を掲載した。

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12日、中国人民大学が主催するフォーラムで、同大学労働人事学院の曽湘泉(ズン・シアンチュエン)院長が講演し、現在、中国の収入格差は21世紀になってから最悪の状況だと指摘した。

中国国家統計局によると、中国のジニ係数は0.48。西南財経大学によると0.61という高水準に達している。通常、社会不安につながりかねない警戒ラインは0.4。中国はすでに上回っている。

この状況から脱却するためには「改革」が不可避だと曽院長は断言した。格差を是正する役割を果たすのが国家による所得再分配だが、中国は平均税率が低く格差を是正するにいたっていない。格差はたんに不平等の問題をもたらすだけではない。このままでは格差に由来する社会不安が経済成長の足をひっぱりかねないとして、先進国に成長できずに停滞する「中所得国の罠」を避けるためにも改革の断行を訴えた。(翻訳・編集/KT)

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