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今年一番の黄砂に見舞われた蘭州市。昼間でも薄暗く、目を開けてはいられない。人の健康被害も気になるところ。
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2007年3月30日、新疆ウイグル自治区・内モンゴル自治区・寧夏回族自治区・陝西省で、猛烈な黄砂が観測された。特に内モンゴル自治区では一部地域で激しい砂嵐も発生した。
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中央気象台の予報では、この黄砂は30日夜にも北京市に到達するとのこと。ここ数日、モンゴル上空から東に移動する寒気団の影響を受けて、中国北部は強風・低温・黄砂に見舞われた。
30日午後6時には、新疆ウイグル自治区・寧夏回族自治区・内モンゴル自治区・陝西省・遼寧省等の中国北部の広汎な地域に、 中央気象台が黄砂警報を発令。特に内モンゴル自治区では1000m級の砂嵐が発生するおそれがあり、人々に警戒を呼びかけている。
気象専門家の話では、これから最も砂嵐や黄砂の発生する季節を迎えるが、農家では種まきの時期と重なるため、農作物を被害から守るためにも日頃から天気予報に注意するように、また黄砂の日には窓をしっかり閉めて外出は控えるよう、喚起をうながしている。