パキスタンメディア「中国はなぜ他国と違う?どう違う?」―中国紙

Record China    2019年2月28日(木) 8時0分

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25日、環球時報は、中国がほかの国とは異なる点について論じた、パキスタンメディアの文章を紹介した。資料写真。

2019年2月25日、環球時報は、中国がほかの国とは異なる点について論じた、パキスタンメディアの文章を紹介した。

記事は、パキスタン英字紙デイリー・タイムズの24日付文章を引用。文章は「中国は昔も今も、世界で最も歴史ある文明国の1つだ。この国は数多の奇跡を作り出してきた。例えば8億人を貧困から脱出させたほか、人工知能ロボット、宇宙航空分野で数々のブレークスルーを遂げた。中国は世界のGDPの16%を占め、世界におけるその重要性が高まっている。内在的な問題も数々あるが、それでも中国の発展は世界、特に西洋を驚かせている。そのため、中国について理解することはとても意義のあることだ」としたうえで、中国が持つ他国にはない4つの大きな特徴を挙げた。

1つめは「中国が文明国であり、民族国家ではないこと」。文章は、中国人のアイデンティティーは民族国家が形成される以前から存在したとし、自国について質問すると大概の人が長い歴史や代々の王朝について休むことなく語り続けると伝えた。

2つめは「中華民族という単一の民族意識」。「この単一民族的なアイデンティティーは団結力と呼ばれ、中国が大きな力を持つ要素の1つになっている」とした。

3つめは「朝貢体系」。中国の経済大国化により、ベトナム、マレーシア、フィリピン、スリランカ、インドネシアなどをはじめとする国々が中国の世界における実力を意識し始め、かつての朝貢体系の現代版といった様相を呈しつつあると論じている。

そして4つめは、一番重要な要素として「統一感」を挙げ、「世界で最も多い人口を持つ中国では、数世紀かけて統一的な観念を凝集させてきた。それが、米国のようなその他の超大国と争う際に大きな影響を与えている」とした。

そのうえで文章は「政治体制、儒家に基づく家族観といった要素も経済成長の奇跡を生んだ。これらの要素が、中国を東半球における米国のライバルたらしめているのである」と結んだ。(翻訳・編集/川尻

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