2013年2月1日、香港紙・明報によると、中国の有力ビジネス誌・財経の羅昌平（ルオ・チャンピン）副編集長が微博（中国版ツイッター）アカウントで、劉鉄男（リウ・ティエナン）国家発展改革委員会副主任・国家エネルギー局長の学歴詐称、巨額資金の詐取、愛人への脅迫を告発していた件で、中央規律検査委員会が実態について調査を開始しているという。

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劉氏は国家発展改革委員会弁公庁副主任、駐日本大使館経済参事官などの職を歴任している。昨年12月6日、羅氏は中央規律検査委員会に向けた告発文を3件連続で書き込んでいた。そのうち1件は劉氏の学歴詐称に関するもので、劉氏が日本駐在時に正規のものではない修士学位を修得していたとしている。

羅氏は劉氏が企業家と結託して家族に株式を取得させ、巨額の資金を詐取し、さらには愛人が存在すると伝えている。劉氏と愛人は日本で知り合い、劉氏は愛人に仕事をあっせんしたものの、関係が悪化してからは複数回にわたって脅迫を行ったという。

羅氏の告発に対し、国家エネルギー局の広報部は即座に「誹謗中傷である」として警察に通報していた。

昨日、羅氏は再度微博から「中央の関係部門が動き始めた」との書き込みを行い、受理だけでなく立件されているとの点を強調した。目下劉氏は平常通り出勤しており、先日温家宝（ウェン・ジアバオ）首相が国家発展改革委員会の研究会に参加した場面にも映し出されていた。（翻訳・編集/岡本悠馬）